ブクマ0で心が折れた話

大昔にブクマ0記念日 - ウサギ小屋という記事を書いたんですが、実はこのとき投稿した小説がきっかけとなり、今でも付き合いのあるフォロワーと繋がりました。

そしてその小説は、現在1660閲覧、45ブックマークとなっています。また、記事内で3件ブクマが付いたと述べた思想丸出し小説は27件ブクマされています。スタンプのコメントももらいました。

 

そこから幾度かのジャンル移動をし、今私はこの時とは近くて離れた某作品で二次創作をしています。

まあブログを読めば何にはまっているのか一目瞭然なのでぼかす意味はないんですが、今狂っているのは原作が漫画であり、かつ世界規模で人気がある某コンテンツです。

世界規模で人気があるので海外の方も二次創作を見るのですが、当たり前のように海外の方に私の書く小説は読んでもらえません。一人だけ韓国の方がわざわざ翻訳使ってまで3万字近くある小説を読んでくださって号泣したことがありますが、それは特例中の特例。読まれません。私だってなかなかそこまでのパッションをもてません。いや、実際私はAO3で自カプ探したけども。

ですが正直に言えば日本のオタクも読んでないなこれ……と思うことが結構あります。絵や漫画なら500件のブックマークが付くカップリングで、小説は数年前の作品についた50件が最高値、みたいなことがこの界隈ではザラに起きているので。つれえ。

 

でも国内オタクにすら読まれないことには理由があると思っています。

圧倒的書き手不足。

例の韓国の方がわざわざ翻訳で読んでくださった小説はとあるカップリングものですが、pixivの作品件数は今日時点でそのカプはイラストと漫画が35件、小説が25件という小規模な界隈です。

この25件の小説うち、19件が同一の方が書かれたシリーズものの小説、1件が最も投稿が古い小説、1件がAIと共著の小説。そして残る4件が私の小説です。

AI生成の方を含めて、現時点で確認できる書き手は4人しかいません。そのため、驚くべきことに投稿作品全体のうち16%を私の作品が占めています。

このカップリングの小説で人気順検索をしてみましょう。1位は私の小説です。2位も私の小説です。3位は違う方の作品ですが、4位はまた私の作品です。

※2023年10月31日追記:1位〜4位まで私が総なめしてしまってました。小説の新作は増えていません。終わりだよ。

人材不足と多様性の欠落が激しい。

念のため断っておきますが、私の書く小説は、一切万人受けしない内容です。いわゆるボーイズラブではなく、分類的にはリョナと無様エロが近いです。完全に人を選びます。正直ブクマしてくださってる方のうち、何割かは作品やカップリングが好きというより、そういう性癖を持っている人だよなと思っています。

そんな女の書いた癖の強い作品が4作もずらずらと並び、人気順もそいつの作品が並ぶ。まともな作品が読みたい方にとってこれ以上の地獄はないでしょう。私なら発狂して呪いの言葉しか吐かなくなる。

そうなるとおそらく、まともな作品が読みたい方、色々な種類の作品に触れたい方はそのカップリングで作品を検索すること自体、諦めるのではないかと思います。どうせこいつの作品しかないもんな、とか、どうせ更新された作品も解釈が合わないんだろうしな、とか。実際私はそうなりました。別カプで。あんまり解釈が合わなくて、検索しても無駄だ……と諦めてしまいましたからね。

だからほんとにこれってよくない状況だと思うんですよ。

書き手が少ない→読み手も少なくなる→読み手がいないので書き手も離れる→書き手が減って作品の多様性が減る→読み手が離れる→以下無限ループ

とまあ誰も幸せにならない形に収束していくので。

 

そういうわけで自ジャンルの小説は、大規模カップリングの2つを除き、私が手をつけたカップリングはほぼ全てが5名以下の書き手の活動だけで支えられているという限界集落です。わりとマジですごいですよ、どこも。絵描きが10人いたら字書きは3人とかなんで。兼業の人も多いので純粋な字書きの割合なんてもっと下がる。ものによっては最終更新年月が2年前のところに突如私が乗り込んだりしてる。絵はそこまで過疎ってないのに小説は本当に過疎ってるとかよくある。

でも過疎ってしまうの、正直当たり前だと思います。さっき書いた通り寡占状態ゆえに読み手が減る現象問題ももちろんあるんですけど、そもそもとして新規参入する書き手自体がほぼ全くいないから、そりゃまあ当然です。

まあ考えてみれば不思議なことは一つもないですよね。ほら、書いても読まれなかったら公開し甲斐がないので。もちろん評価件数だけが全てではないけれど、評価件数というのは自分を受け入れてもらえたという指標です。インターネットに公開する以上、不特定多数の人間の前に作品を出す以上、最低限この作品を読めた、という証をもらいたい。そう思うことを誰が咎められるでしょうか。

だから書いても求められないなと思って立ち去る人が、実は少なくない数いるのではないかと思っています。実際いなくなっちゃったな……、という書き手の方いますし。

読まれないから書き手は来ないし、書き手が来ないから読まれないし。

なんならイラストはこんなに評価もらえるのに……と闇堕ちする。私のように努力しても頑張っても絵を描く自分も描いた絵も何もかもを好きになれなかった人間は、もう字を書き続けることしかできないし、字に縋り付いて生きていくしかなくて、でもその縋る足場がボロボロだったらさ、気が狂ってしまうでしょう。

まあでも絵が圧倒的に伸びるのだって理由はわかってんだよ。小説よりは人が多いのと、あと単純に海外の人が結構多いからだよ。絵なら言語は関係ないからね。それはそれで苦悩もあるのは理解してるけど、字書きにはそのバフすら与えてもらえないわけでね。

まあなんていうか

だから滅びた。

としか言えないです。助けてください。

 

などとつらつら書きましたが、ついに本気の24時間ブックマーク0を達成してしまったので愚痴りにきたわけです。ありがとうございました。

ちなみに2019年当時、投稿後1時間以内に1件もブクマがつかなかったことはないと書いていますが今はそんなのザラです。もはや驚かないし動じなくなった。あの頃600件だったブクマは700件に膨れ上がったし、その間書いた小説が100ブクマを超えたことはなかったし。

ただ、苛立ちをぶつけるように別名義で始めた一次創作は、たとえ深夜3時くらいに投稿しようとも投稿後20分以内に必ずブクマがつくので、そっちで一切反応なかったら流石に泣くかもしれないです。ちなみに内容はマゾの男性が喜んでくれるそれなので、まあとにかくすげえ勢いで評価がきます。24時間で3桁ブクマは珍しくなく、総ブクマ4桁突破した作品すらある始末です。

泣くぞこんなの。

中身は同じなのに、いや圧倒的に二次創作の方が手間暇かけて書いているのに、発表する場所が違うだけでこんなに評価が違うのかと思うと死にてえな。

 

以上です。