マイクマン

スキャバト終わっちゃうのでマイクマンヨシキの話します。

 

マイクマンヨシキをご存じない皆様にご説明しますと、現在ゲーセンで稼働中のドラクエのアケゲー、スキャンバトラーズ(通称スキャバト)でカードをスキャンし技を繰り出すたびに実況してくれる天パの眼鏡です。中の人は中島ヨシキ

マイクマンヨシキ(CV中島ヨシキ

もう一回言いますね。

マイクマンヨシキ(CV中島ヨシキ

名前ェ!!!!!!!!ってなるやつです。

ちなみに、中の人側に一定の条件が整うと見た目も似ます。なんの時か忘れましたがめちゃめちゃ似てた時があったので、仲のいいフォロワーに「ねえマイクマン!!!!今日めっちゃマイクマンだった!!!!マイクマンヨシキいるもん!!!!」と騒いだことがあります。マイクマンだったんですよ。

明らかに名前で採用されていると思わせておいて、見た目も割と寄せているため渾身の悪ふざけ感があって好きです。めっちゃ好き。などと書きながらラジオ聞いてたんですけど、マジで中の人に似せたキャラデザだったことが判明してゲラゲラ笑っています。ほらぁ!!!!マイクマンヨシキいた!!!!

ただドラクエの世界観的に、いくらカタカナとはいえヨシキというわりと現代的な名前はアリなのか?というツッコミが飛んできそうですが、サマルトリアの王子のデフォルトネームに「すけさん」が、ムーンブルクの王女のデフォルトネームに「まいこ」やら「あきな」がある地点で何もかもがおかしいので大丈夫です。そもそも、ヨシキという名前も8のスカウトモンスターにヨシキィがおり、既に似たような前例があるためセーフです。ちなみに私の実名も出てくるので、ドラクエそのあたり緩いんじゃないでしょうか。あーでもそこらへんは厳しそうな隣村のFFさんのお家にもユウナがいるので、もしかするとわりとみんな緩いのかもしれませんね。緩すぎる。

ツッコミどころだらけのマイクマンヨシキですが、実況しかしてないキャラなので、スキャバトがなくなったら会えなくなるのかも思うと残念でなりません。というわけで、カミュマヤのモンスターズに出ませんか。出てくれ。なんか例えばモンスターじいさんポジで配合するたびに、

おおっと!ここでデスピサロが先制攻撃だ〜〜!

とか言って欲しくないですか。絶対面白いでしょ配合の実況するの。うん、PTAから怒られるから絶対実現しねえわ。

マジで全然関係ないんですけど、魔物扱いなのでデスピサロと魔軍司令ホメロスの配合みたいなわけのわからないことをしようと思えばできるんですよね……。めぐりあいの扉でイケメンマガジン使ってどっちかをメスにてスカウトする……。

 

話が逸れました。

というわけでつらつらマイクマンヨシキについて書きましたが、本日はさよならマイクマンヨシキ企画ということで

好きな実況をひたすら好きというやつ

をやりたいと思います。いえーい。

公式ツイッターの動画付きツイートを引用していくので、気になる方は見てください。

 

 

とりあえずまずご紹介したいのがこれなんですけど、

名前、ヨシキなんだ……。

マイクマンヨシキがフルネームだと思ってたらマイクマンが肩書きでヨシキが名前だった……。

すいません実況関係なかったので次はちゃんと実況の話します。

 

 

で、一番好きな実況なんですけど

これです。

ミレーユ姉さん、たしかに「そうそうこれ!」という技がないので、弟が遊び人のあそびでキザに笑うのにちなんでか、よくわからない微笑みをスペシャルな技に据えられているのが大変じわじわくるのですが、それ以上にじわじわくるのが

ミレーユ姉さんに骨抜きにされるマイクマンヨシキ

です。職務放棄すな。

ただ、私はめっちゃ6ヤクザなのと、単純にマイクマンヨシキはミレーユ姉さんが好みという可能性があるという事実が面白くてしょうがないので栄誉ある一位の称号を送りたいと思います。骨抜きにされてんのほんと何回見ても笑える。

ちなみに、マイクマンヨシキの名誉のために言っておきますが

他の女性陣は真面目に実況をしています。

でも、そうなると余計に微笑みで骨抜きにされてたのがおもしろくなるんですよね……。てかそのレア度の高さもまた好きなポイントなんですよね。骨抜きにされすぎている。あと何度でも言うけどミレーユ姉さんが好みのマイクマンヨシキ面白すぎるんだわ……。

 

そんなミレーユ姉さんの弟であり我が人生最初の推しであるテリーさんは

彼女連れです。

ドランゴ。ドランゴ強いもんな。なんかすごい最近ドランゴの話した気がしたけど一個前の記事だ。

これ何が好きって昨日の敵は今日の友って言ってることなんですよね。実際テリーさんはアークボルト王に頼まれてバトルレックス退治しただけなんで。そしたらバトルレックス死んでなかったしテリーさんに惚れたので付いてくるようになったわけだし。何も間違ってない。友かどうかは怪しいが。

っていうかマイクマンヨシキ、こういう情報どこで手に入れてんですかね。私はそこが気になる。

 

ちなみにこれはマジでかっこいいカミュ

 

おじさん

 

もっかいおじさん

 

知将

 

界隈が死んだやつ

 

私が死んだやつ

 

ほらな、そもそもドラクエのオタクだからすぐこうやって熱暴走する。

はい。すいません、はい。熱暴走しました。

あのね、私これの「英雄が振るいし信念の剣」という表現が好きなのでマイクマンヨシキが好きです。あとグレイグに民を守るためという言葉を使ってるのも最高に好きなんですよねマイクマンヨシキ推しの解像度が高いから推せる。

そうなんすよそこなんすよ。故郷を滅ぼされて帰る場所を失い、信じていた親友を失い、王さえも自らをずっと欺いていて、結果多くの人が命を落とすことになり、朝は来なくなり、もうとにかく満身創痍だったグレイグが勇者のことを太陽みたいだと言うのがも〜ほんと運命なんだよな運命〜!!!!ここオタク特有の早口なので読まなくていいです。

それにしてもマジでマイクマンヨシキ、いったいどこでこんなナンバリングタイトル全制覇みたいな知識つけてるんですかね。そこがすごい気になる。なんか通信教育とかあんのかな。一流実況者になるために!みたいな。てかもしかしてあれか、勇者がネルセンにお願いして結婚相手とっかえひっかえしてるのも知ってるのか、そうか。二人とも髪がサラサラではしゃぐおじさんのかわいさ知ってるのか、そうか!!!!!!!!おじさん本当に可愛いな、勇者と結婚しよ。アッもうしてたわ〜〜!!!!!!!!

明日からヒートシンク背負って生きようと思いました。

 

 

最後にちゃんと真面目に紹介するんですけど

夢って単語入ってるのあまりにもエモくない?

人の夢を守るため。そうなんですよね6は夢の話なので。それを実況で触れてくるのがエモいんだよな。完全に理解してる。これは完全に6のことを理解しているムーブですよ。さすがマイクマンヨシキ。100点ですよこれ。まあマジでなんで知ってんのって話だけどそれを打ち消すエモさ。ずるい。これはずるい。

 

 

 

 

 

 

 

すいません、やっぱ全人間キャラだけでいいので、マイクマンヨシキの実況+ムービー抜き取ったやつ円盤にして売ってくださいスクエニさん、金なら出します。

6まわりの解像度がわりと本気で高くて6ヤクザ大満足なので……。

 

結局ただのドラクエのオタクの話になっちゃったな。

以上です。

 

 

 

人生は冒険だ

ドラクエが如く汚いドラクエなどというパワーに満ちまくったあだ名で呼ばれていた龍が如く7をクリアしたので感想です。

発売前から評判は耳にしており、スタッフがドラクエという単語をためらいなく本編中で使いたいからとわざわざ許可取ったというエピソードも聞くなどしていたのですが、とくに購入も検討せずスルーしていました。あ、あとなんか発売前のスジモンを選べと言われている画面だけは見ました。バカだなこのゲームと思って死ぬほど笑った記憶があります。怒られるぞ。

これ書きながら気になったんでその時見た記事探してきたんですけど、なんか龍が如くシリーズってバカだな〜!と思いました。褒めてます。メスキングってなんだよ。

そんな龍が如くシリーズ自体はツイッター等でも熱心にプレイするフォロワーがいたのもあって興味はそれなりにあったんですが、7作も出てるシリーズものを最初から追うのは流石にしんどいなと思っており完全にスルーしていました。が、なんかフォロワーがプレイしてて楽しそうだったのと、

主人公が明らかにホメロスの鎧着てたのがめちゃくちゃ気になって

買いました。7は主人公交代してるので単体でもストーリーわかるっぽくてそこもポイント高かったです。あ、プレイしたらホメロスの鎧がなぜ出てきたか理由もわかるかな?と思ったんですが別に何も説明はなかったです。別になかった。

ただ私の中にめちゃくちゃ重たい解釈だけが残った。私は解釈をするのが好きだ。あるかもわからない意味を探すのが好きだ。それは厳密には解釈ではありません。人はそれを深読みと呼びます。

 

 

 

 

 

さて、感想です。

すごい面白かったです。

まずはこの一言に尽きますね。キャラも立ってて魅力的だし、ストーリーもテンポよく進むのでストレスないし。戦闘については無限に言いたいことがありますがまあ……、それは後から話します。

 

とりあえずまずはキャラの話からしましょうか。

まずは主人公である春日一番ですが、彼は端的に表すなら圧倒的な光属性ってな感じのキャラでしたね。本人はラストのクライマックスシーンで自分のことを闇だと叫んでましたが、その心根の真っ直ぐさは明らかに光のそれなんですよね。だからこそ、あの最後の対比がエモいんですけど。そういえば、髪型を筆頭に顔周辺の情報量がめちゃくちゃ多いので普段はあんま思わないんですけど、よく見るとこの人すっげー顔いいですよね。刑務所時代の坊主頭してる時に思いました。

ドラクエ大好きという設定のため、マジで度々ドラクエネタをぶち込んできます。ちなみに作中でまんま「ドラクエ」という単語が出てきたのは、私が数えた限りでは10回でした。パーティーチャットや宴トーク全種類開けてないので正確性はなんともですが。パーティーチャットも宴トークもどこで何が開くかわからないから回収大変じゃないです?

そんな主人公のドラクエ好き設定のせいで中井貴一の顔をしたおやっさんハロワの所長ドラクエネタを喋るという面白いことになります。ハロワの所長はまだしも、中井貴一の顔でドラクエネタはかなり面白かったです。マジで。てかおやっさんそもそもすごい見たことある顔なのでしばらく気が散ったし、友人にこれのあらすじを説明する際にミキプルーン組長という最悪のあだ名をつけてしまって申し訳ないと思ってる。いやそれ言ったら堤真一の顔をした若頭・沢城の首から下が紫に発光しているのも最高にキてる絵面でしたけどね。堤真一といえば私は映画クライマーズ・ハイが好きです。

話が逸れました。彼のドラクエ好きは書いた通りまあ度々出てくるんですが、一番極まっていたのはやっぱり前作主人公、桐生と戦った後に失神してた時に見てた龍と戦う夢ですかね。

ドラクエ11でなんかこういう鎧着てる人見たな?

ってなりました。そうですね、ホメロスの鎧ですね。わかんない人はドラクエ11ホメロスを調べてください。まんまです。デルカダールメイル的なものを身につけている春日一番。なに?

そのあと目を覚ました時に例のレベルアップファンファーレを口ずさむという徹底っぷり。でもこのファンファーレを口ずさむのはどっちかっていうとFFがやってるんですよね。15のアーデンとか7リメのバレットとか。このゲームで明確に作品名を出してくるのはドラクエだけなんですけど、なんかFF要素ワードもちょこちょこ出してくるんですよね。確かにスクエニに許可は取ってるがFF側は許可してないのでは?というツッコミは野暮というものでしょう、ええ。いや実際FF要素ならまだいいですよ。スクエニ怒んないよ。ただ京都の方面には謝ったほうがいいと思います。スジモン。

この後散らばりまくったドラクエへのリスペクトっぷりの話はじっくりするのでこの辺で切り上げましょうか。

ともかく、見ていて気持ちがいいタイプの主人公で私は好きです。ほぇ?がかわいい。大胸筋のモデリングも好きな感じでした。それは私の趣味です。

 

次はナンバですね。元看護師、現在はホームレス、そして顔と声が安田顕情報量が多すぎる。お前のようなホームレスがいてたまるか。

ナンバはホームレスとなった春日一番にホームレスの心得を面倒だなと言いながらも説いてくれる相棒キャラ。ドラクエ11でいうところのカミュです。カミュ。最初期に仲間になる相棒キャラ。リアリストっぽい物の見方をするがその実とても熱い部分がある。カミュには妹がいるが、ナンバには弟がいる。ほら、カミュドラクエも如くも双方クソネタバレ祭り発言しました。謹んでお詫び申し上げます。

今後もこの調子でひたすらドラクエ11キャラに例えます。何故11かと言われたらまあ最新作だしホメロスの鎧だし……と言っておきます。

あ、さっきナンバの顔と声は安田顕、と言いましたが、安田顕はみんな大好きユアストーリーにプサン役で出演しているという事実を噛み締めてご覧いただくと大変味わい深くなると思うので是非よろしくお願いします。私ナンバが出てきた時にユアスト思い出してめちゃくちゃ笑ってた。流石に製作時期から考えてこの奇跡のように局地的なキャスト被りは偶然だと思いますが、なんかもうあまりにも面白いからずるいです。

ちなみにナンバは臭い息という技が使えます。そうですね、FFですね。モルボルが吐くやつです。というか俳優の顔して臭い息吐くの、普通に事務所よくこれオーケー出したなってなりました。よくこれオーケー出したな。でも巨大な電マとかアナルパールをぶん回してはくれなかったので、そこは流石にNGだったんだなと思った。まあそれ言ったらハンジュンギも趙もエロ装備ないけどね。

 

次は足立さんの話をしましょうか。元刑事で元免許センターの職員で、定年間近のところを懲戒解雇食らったおじさんです。免許センターって警察官が行くことあるんすかね。警察事務なの分野っぽいけど。まあ、そういうツッコミは野暮ですよね。パーティー内では最年長です。主人公の春日一番が42歳という設定なので、いかに年齢層高いパーティーということがお分かりいただけるかと思います。

ドラクエ11で言うとですね、悩んだんですけどロウじいちゃんかなって。最年長だし。足立さんステータスが戦士系なのでまあグレイグかな、すけべだしって感じではあるんですけど、グレイグと違ってパッケージにちゃんといるので、それなら最年長要素も加味してロウじいちゃんのほうが近いかなと。機動隊にジョブチェンジすると盾装備になるんでグレイグみあるんすけどね〜、どっかのムッツリ将軍と違ってロウじいちゃんオープンスケベだし、年齢的にもロウじいちゃんのほうが近そうだしね……。

そういえば書いてて思い出したんですけどジョブチェンジもFFですよね。ドラクエは転職だもん。ただ、毎回ハローワークに行かないとジョブチェンジできないシステムドラクエっぽかったと思います。ハロワとかいうダーマ神殿

あ、本作ではキャラとの絆が高まると絆トークが出てくるんですけど、足立さんの話はまさに絆トーク!って感じのいい話だったので安心感ありました。ナンバの話とかもいい話なんすけど、ちょっと……、辛すぎたし……。

そういえば、実はナンバより先に仲間になるんですけど、まあ序盤も序盤のほうで途中離脱しちゃうんですよね。パッケージにいるのにいなくなるキーファのオマージュか?といらぬ気を揉みましたが普通に再会したので安心しました。ドラクエ的疑心暗鬼です。

 

お次はさっちゃんの話しましょうか。

めちゃくちゃ頻繁に喧嘩が発生してるこの作品でがっつりパーティーメンバーとして戦っているので普通に強い女性です。だいたいハンドバッグとか振り回して戦ってます。ナンデコウナッタ。

そんな彼女はドラクエ11で言えばベロニカですね。女性キャラであり、すごくしっかりした女性でかつMP高めの魔法キャラあるという点がベロニカっぽい上に、双子の妹がいるので、これはもう完全に……、というわけでこうなりました。ちなみに、その双子の妹も本編中に出てきますが姉と違っておっとりした女性なので、すごい……、意図を感じる……

そんな妹への感情がめちゃくちゃ強く、先述の絆トークわりと妹の話しかしてません。そもそも彼女が実家を飛び出したのは、おっとりした妹や父とそりが合わず、理解者であった母を亡くし家に完全に居場所がなくなってしまったからで、居場所がないことに気づいてしまった原因も妹の彼氏にめちゃくちゃ条件つけたからなんですが、絆トークではやっぱりまた駄目男に付け入られてしまった妹を助けるために自身が妹のフリをし、駄目男と縁を切るという話なので、何もかもが一貫しててすごいなと思いました。

ところでこのゲーム、なんでか知らないんですけどおじさんの顔を作り込むことに命をかけているので、先述のおじさんたちは表情の付け方も顔のパーツもめっちゃ作り込まれていて生き生きしてるんですが、反面女性キャラの顔のグラでは力尽きているため……、という感じなんですよね。まあさっちゃんはまだマシなんですが。華やかな顔つきしてるもんね……。

 

次はハンジュンギの話します。

イケメンです。本編中で何度も指摘されているイケメンです。本人も自身の顔を気に入っているのですが、どこかのさっちゃんと同じく巨大感情に裏打ちされたものなので駄目。薄々そんな気がしてたんですけどこのゲーム人間に抱く感情がデカい、重い人間の見本市みたいなところある。まずそもそも春日一番がおやっさんに抱くそれも、若に抱くそれも大きかったしね……。

ちなみに、彼が自身の顔を誇るのは、それが敬愛していたボスと同じだからなんですよね。世界のどこにも居場所がなかった自分に居場所をくれた男と同じ顔をしているから。例えそれが実の父親に騙し討ちされて勝手に整形されたものだったとしても。重てえんだわ。ボス亡き後も顔も名前もボスと同じままで生きている矜持が重たいし、それを春日さんにはつい話してしまいましたねみたいなノリで語られる絆トークとは。絆ってなんだっけ。

この人、初登場から仲間になるまで、何となくずっと一貫して「興味なんてありませんよ、ええ本当に」みたいな顔しておきながら春日一番めっちゃ好きだなというオーラ出して来てて、なんだこいつこちとらお前のことなんも知らんのやぞと思ったものですが、なんとそんなハンジュンギよりも更にわけのわからないスピードでほだされて仲間になった男がいるので何もかもがどうでもよくなりました。あと、彼の現在のボスであるK POP歌ってそうなソンヒも一緒に仲間になると思ってた。ならなかった。私はパッケージを何も見ていない女。

ドラクエ11で言ったら誰なんですかね。距離感を詰めてくるスピードはシルビアちゃんって思ったんですけど、もっとヤバい人がいたので、うーん、消去法でマルティナ?

 

次、の話をします。

この人だけなんで仲間になったのかわからなかった。マジでわからなかった。ハンジュンギだけだと若い男が少ないからとりあえず仲間にしとくか!みたいなものを感じた。

普通こういうゲームって綺麗な女の人増やしてきそうなところなんですけど、ついさっきまで敵対してた大阪のおばちゃんみたいな柄のシャツ着たマフィアのボスを追加してくるのでクセが強い。あとふざけて炒飯作るのうまそうって言ったら公式で料理得意キャラだった。エビチリ作ってた。エビチリ食べたくなった。なんなの?

全然わかんないんですけど攻撃力普通に高かったのと、育て方の関係でマジで万能な男になっていたのでスタメンでした。この人いなかったら中ボスで詰んでた。なんでそんなに育成をしたかというのは後述します。

ところで、感情が重たいことに定評のある絆トークですが、やっぱりこの人も例に漏れず重かったです。本編で敵対していた上に自分を裏切り、なんなら拷問までしてきた男をそれでも仲間だと思ってるし死なせたくないと言い出す話だったので。重たいんだわ……、感情が……。

そういうわけで秒速で信頼して仲間になってくれるためドラクエ11で言ったらまあシルビアちゃんかなって……、ね……。

ちなみに私は彼が一番好きです。わけわかんなくてつい……。

 

さいごえりちゃんの話をします。

任意加入キャラと書いていないと詰むキャラと読みます。煎餅屋の社長として父親の後を継いだものの、騙されて会社倒産の危機という状態を救ってあげたため仲間になりました。いないと詰みます。大切なことなので2回言いました。

なぜってえりちゃん、育成方法とかの関係もあるのでしょうけど、私がクリアした地点での物理攻撃力が全体3位でした。武器マックスまで育てた春日一番、何もしてないのになんか強かった趙、なぜかわからないけど物理攻撃力がエグいえりちゃん。わからない人が多すぎる。我が家はここにナンバを加えたメンバーで戦ってました。ナンバはずっと火を吹いてた。

ちなみに、うちのえりちゃんは編成の関係でアイドルとして頑張ってもらってたんですけど、最終的に男のケツにデカい注射をする担当になってしまってダメでした。まあそもそも、この子の持ち技に電マで回復するという最悪を極めているやつがあるのでしょうがない。

しかもえりちゃんってナンバとかおやっさんとかカシラみたいに実在人物の顔をしているし、なんなら名前までそのまま出演しているタイプのキャラなので、本当によかったのか?と思います。

ただ……、ただ一つ問題があって、先に書いた通りこのゲームのスタッフって男の顔を作るのには頑張るんですが、何せ女の顔を作るのが…………、なので、えりちゃん……、似てなくて……、実物は美人なのに……、どうして……、ねえ……、どうして……?

ドラクエ11には任意加入キャラがいないのであれですが、パッケージにいないのに仲間になる点ではグレイグと同じですね。ただまあ、任意加入キャラなのにスタメン余裕のステータス持ちという意味で一番似ているのは6のドランゴではないかなと思いました。ドランゴ女の子だし。

 

 

戦闘の話します。

真島・冴島戦の難易度調整バカでは〜〜!?

もうこれしか言いようがない。

全体攻撃や高火力技を連発しないと雑魚も倒せないことが増えてくる後半において、全体攻撃や高火力技のMP消費量が多すぎて燃費が最悪という点は世間で散々突っ込まれてるみたいなんで私は何も言わない。焼け石に水だけど自力で回復できるようにストリートミュージシャンのキャラ専用極技取ったら少しは楽になったし。趙とか特に。

ただ、それでもストーリーを進めていれば自然に到達しているレベルで倒せる程度の敵しか出てこなかったんですよね。真島・冴島戦までは。

彼らなまじ前作キャラなので(TL受動喫煙をしていたので、前作キャラの顔と名前や東城会が前作からの引き継ぎ設定であることはなんとなく知っていた)弱くするわけにいかなかったんでしょうけど、にしたって強すぎて一週間毎日レベリングし、36から55までレベルを上げてそれでギリギリ勝てたので、もう……。勝てなさすぎて35回くらいこのゲーム諦めて売ろうかなと思った。本当に勝てなかった。ちなみにこの間にあらゆるジョブのキャラ専用極技を習得させたので、趙が恐ろしく万能で後々すごく助かりました。マジでなんでもできる。物理攻撃も全体で2番目に高い。ほんと万能。

ちなみにこいつらの後に戦うボスなんですが

沢城(今作キャラ、弱い)→桐生(前作キャラ、強い)→石尾田(今作キャラ、弱い)→天童(今作キャラ、実質ラスボス、弱い)→青木遼・荒川真斗(ラスボス、荒川真斗状態に至ってはイベント戦みたいなもんなので余裕で勝てる)

もう前作キャラってだけで強い。

真島・冴島コンビは泣きながら必死に倒しましたが、もうさすがに学んだ私は桐生の弱体を先に確認し、冷気弱体だと把握するや否や全員をホストにジョブチェンジさせアイスペールの氷をかける作戦で倒しました。絶対に桐生に凍傷を負わせたいという熱い思い。そんなことしたので桐生戦もまあまあレベリングを要しました。

だって明らかに火力が違うんですよ。天童もこの中だと強いらしいんですけど、真島・冴島コンビの火力に比べたら全然……。一撃で総HPの2/3とか持っていかなかったじゃん……。

そういえば、状態異常の継続時間は結構長いのに、バフやデバフの継続時間が超短いのも気になりました。先述の前作キャラたち、デバフかけてもこっちの行動順が一周した地点で取れてたからね。マジでふざけんな。

あ、でも青木戦からの荒川真斗戦は熱かったからよかった。都知事という肩書き、偽りの名前を背負った男とは、勇者というジョブを背負って武器を手に戦うのに、何の肩書きもない、本当の名前でぶつかってくる相手には素手で挑んで泥臭い殴り合いするの。あれはふつうにエモかった。というか若関係は全般エモかった。

 

 

そういう流れなんでこのままストーリーの話もします。

私極道モノあんまり興味なかったんですけど、ア〜〜関係性の重さと断ち切れない繋がり〜〜!!!!ってなったので、もしかすると私には合ってるのかもなと思いました。さっきから書いてますけどほんとにみんな重たいし、切れない繋がりを大切にしてるし。それらを時に否定的に受け止めることはあっても、やっぱり最後には相手の生を、幸せを願ってしまうのはもう愛、それは愛ですよ。

ストーリー上で何度も出てくるキーワードはいくつかあったんですが、その中で印象的だったのが「居場所」だったんですよね。居場所を失った人間と、居場所を自ら捨てた人間の対比とかが鮮やかだった。

そもそもメインキャラがみんな居場所を失ってて、みんなどん底にいる。そこから這い上がる物語なんですよねこれって。

殺人の罪を被って18年も刑務所にいたその間に、心から大切に思っていた荒川組という居場所を失った春日一番を筆頭に、ホームレスで文字通り居場所がないナンバ、職を失って社会的なコミュニティという居場所をなくした足立さん、自分の居場所がないことを悟って家を出たさっちゃんと、みんな見事に居場所がない。

ハンジュンギなんて、所属組織自体が母国に帰れない韓国人マフィアやその子孫たちのコミュニティですからね。自身も父親に殴られ家に居場所はなく、カタギのコミュニティにも混じれず、居場所はどこにもなかったとか言うの。そういうの好きだからよくない。趙も母国に帰れなくなった中国人たちの子孫で構成されたマフィア組織、横浜流氓のボスなので、やはり居場所がない者たちに分類されるのではないでしょうか。えりちゃんの場合は居場所というか祖父、父が大切にしていた会社を奪われており、被害総額が一番デカいという設定持ちです。失ったものがあることには変わらないので、やっぱり他キャラと共通点はありますよね。

だから意味や形は違えどみんな、どん底を知ってる側の人間なんですよね〜!!居場所がなくてどん底にたどり着いて、そこでようやく居場所を見つけたような人たち。だから例えどん底だとしても彼らにとっては大事な場所なんですよ。一方、生まれた場所、つまりどん底のグレーゾーンが自分に福音をもたらさなかったからと消そうとするのが若ね。あ〜、今思ったけど今ある世界の枠組みを消して再構築するために自身が世界の統治者になろうとするのめっちゃドラクエのラスボスムーブだな……。

そうじゃん!!!!この自分たちの世界を守ろうとする春日一番vs世界を壊そうとする若の構造めちゃくちゃ典型的なドラクエじゃん!!!!は!?!?!?

 

あ、あと成り上がり。成り上がりもテーマとしてデカいですよね。

どん底から這い上がって勇者に成り上がろうとした春日一番と、どん底を否定して血筋を捨てて成り上がろうとした若って、成り上がりを目指した点では実はそんなに変わらないんですよね。目指すものが勇者か幹事長か、その過程で人を顧み居場所を守ったか、人を顧みず居場所を守らなかったかの違いがあるだけで。根本的には実は同じっていう。

ただ、ここで言う勇者って生き様を指す言葉なんですよ。だから正直場所は問わないし、自分自身の社会的ステイタスも関係ないんですよ。生き様だから。かくあるべしと自分に定めた生き方してれば住所不定無職で元ヤクザのホームレスだって勇者になれるんですよ。成り上がりも、要はどん底で腐ってないで前向いて生きていこうってくらいの意味。だけど、幹事長はれっきとした社会的ステイタスで、ハイソサエティの文脈に身を置かなければ得られないものなんですよね。文字通りに成り上がらないと得られない肩書きなんですよ。

だからどん底に生きる人々や、どん底のグレーゾーンが彼らにとって必要であることを同じ目線で見てきた勇者の春日一番は世界を肯定するし、極道の息子という生まれや、荒川真斗という名前ごと壊そうとした魔王の若はグレーゾーンという世界を否定するんだよな。ア〜〜〜〜!!!!めっちゃエモいしこれすごいドラクエだ〜〜!!!!キャッキャ!!!!

ちなみになんですけど、ドラクエのボスキャラってわりと自分を肯定しない世界を壊そうとするやつが多いんですよ。典型的かつ若に一番近いのがマルチェロですね。他人を蹴落として権力を持つことで自分を肯定しなかった世界への復讐を果たそうとし、そして破滅を迎えるので。更にピサロも、自分たち魔族や、最愛のロザリーの種族であるエルフを受け入れない人の世を壊そうとしてますよね。ちょっとニュアンス違いますけど、ホメロスも結局自分の実力を認めてもらえない世界に絶望してああなった部分ってあるじゃないですか。みんな自分の存在が肯定されないことをきっかけに破滅してくんですよね。

そう考えると若、マジでドラクエのボスキャラ。

 

そういえば、成り上がってドラクエの勇者みたいになると言っていた時に首を傾げたんですよね。だってドラクエの勇者って成り上がらなくても大体は血筋いいじゃないですか。1はロトの勇者の子孫、2はみんな王族、3の主人公は勇者と呼ばれたオルテガの子供、4の主人公は天空人の血を引き、5の勇者はグランバニア国王である主人公の子供、11もやはり勇者の生まれ変わりで、実はユグノアの王子様。勇者じゃない8の主人公も王家の血を引いてるし、願えば誰もが勇者になれる6だって、勇者になりやすい主人公は王子だし。

ただね、話を進めていて

あーやっぱ血筋ね、なるほどね

ってなったので、ドラクエオマージュとしてとことんよくできてますよねこのゲーム。そうなんですよ、勇者っていうのは血筋なんですよこれが。どん底から成り上がって勇者になろうとした血筋のない春日一番には実は血筋があった。いかにもドラクエらしい事実の発露ですよ。

ただ、血筋をどん底だと否定してそれを捨てて成り上がろうとした若には実は本当は血筋がないという皮肉が付いてきますけど……。血筋というやつが時に福音であり、時に呪いであるところもなんかドラクエみあるよね……。さっきも出したけどマルチェロとか血筋のせいで歪んでしまったわけじゃん……。

てかそもそもとして、若が荒川真澄の息子として育っちゃったのがすっげー皮肉なんですよね。だって若、ヤクザである荒川真澄の息子として育たなかったらきっと未来が変わってたと思うんですよ。いやそもそと同じロッカーに同じ日に生まれた新生児が入れられていたのに、一人はその時の後遺症で歩けない体になり、一人は特に健康面に不安なく育ってんのがもう皮肉。歩けないことがとにかく若のコンプレックスを刺激しまくってたというのに。ただあの夜、泣き声を上げて、自分から荒川真澄に「見つけられた」のって実は若のほうなんですよね。隣のロッカーから泣き声は聞こえてなかったので。しかもあの時見つけてもらえてなければ、若は生きてなかったですよね。だから、あの夜荒川真澄と繋がったのって実は生きたいという本能だったりするの。エモいな。

 

 

そういうわけでこのゲーム、ドラクエ的な構造の使いどころがうまいんですよ。ドラクエが如くとか言われてるけど、ぱっと見はそんなドラクエ要素ってないんです。視覚的にわかりやすいものって、それこそホメロスの鎧くらいで。ハロワで転職できるけどジョブチェンジとか呼ばれてるし、ナンバは臭い息吐くのにかえんのいき吐かないし。なんで火を吐く極技を持ってるのにかえんのいきは吐かないんですか?そここそドラクエでよかっただろうが!

でも、ドラクエ知ってるとニヤッとするような要素はめちゃくちゃ盛り込んでるし、ストーリーの根幹に関わる部分にめちゃくちゃドラクエ要素を使ってるんですよね。正直今までやりたい放題してきてて、メスキングだのスジモンだの言ってるゲームがなんでわざわざ堀井雄二に許可を求めたのかって、それだけ真剣にドラクエ要素使いたかったからに他ならないんだろうなと思う程度にはドラクエに対して真剣でした。マジで。ほんとにドラクエ好きなんだなって思った。

 

じゃあどういう部分でそれを感じたのかって話なんですけど、まずはわかりやすいところで。

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かの有名な世界の半分をやろう、ですね。

世界の半分じゃなくて所得税を半分、ってところが現実世界なので笑えますね。世界とニアリーイコールの所得税

そして次はこれ。

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我が愛するドラクエ6ダーマ神殿にいる、ぴちぴちギャルになりたいおじいさんのパロディおじさんです。

ドラクエ6に出てくるダーマ神殿にいるぴちぴちギャルになりたいおじいさん、11の冒険の書の世界に採用されてるのでそっちで知ってる人もいるかもしれませんね。6ヤクザなので見た瞬間に6!!!!ってなったし、まあまあニッチなチョイスだなと思ったんですけど、そういえば11でも出てくるので11好きだなこのゲームって思いました。私も好きです。

あとスクショがすぐ出てこないんですけど川の前で行く末を案じるおじいさんもいました。5ですね。ラインハットの関所あたりにいる。

これ以外のNPCの会話も、うまく言えないんですけどすごいドラクエっぽいんですよ。コンビニATMについて教えてくれるおじいさんは「なんとお金を預けられるのじゃ!便利な世の中になったものよなあ」みたいなこと言い出すし、あたりまえおじさんは「あたりまえだがここは横浜だぞ!」と入り口のNPCみたいなことを言うし。はぐれホームレスは倒すと経験値が大量に貰えるし、ダンスしてくる敵はMPを下げてくる。さまよう〇〇もいる。〇〇キングもいる。ど、ドラクエだ〜〜!!!!さっきから思ってたけどドラクエやったことがないと絶対に気づかないようなニッチなオマージュばっかりしてんな〜〜!!!!ちなみにハンマー持ってる時の攻撃失敗モーションがおおきづちと同じなのも見どころです。ひたすらにマニアックすぎる。なんでだよ。ちなみにトロフィーに「そして伝説へ」があるので、完全にわかっていらっしゃるなという感じです。

あ、あと仲間が増えるとなんとなくそれっぽいMEが鳴ります!仲間が増えるとMEが鳴るドラクエオマージュでふふってなる!私はこのドラクエの仲間加入MEが大好きなんですよ……、本当にワクワクしちゃうんですよねこれ聞くと……。仲間が増えてどんな旅が始まるんだろう!というワクワク……、だからこれ真似してくれてすごい良かった……。

ほんとこのこのマニアックさがドラクエ好きな人間が作ったんだろうな……。ってなるからいいんですよね……、私もドラクエ好きなので……。

で、そんな私が一番感心して、かつドラクエじゃなきゃいけなかった理由を一番強く感じたのが、

前作主人公、桐生との戦いの後に、今作の主人公である春日一番が見た心象風景

なんですよ。ホメロスの鎧着て剣を手にした春日一番が龍に戦いを挑む映像なんですけどね。これ、ここほんとに感心した。

というのもこれって、要するに主人公の役目をバトンタッチしました!っていう意味合いのシーンじゃないですか。私、如くは詳しくないので、桐生がままならない理由で表舞台から姿を消したことしか知らないんですけど、そんな伝説の龍と呼ばれた男が背負った龍と、今作の主人公である春日一番が対峙する映像って要するに後はお前に任せたぞ、っていう意味だと捉えたんですよね。主人公の引き継ぎ。詳しくないので推察でしかないけれど、たぶん主人公の交代って相当に反発あったと思うんですよ。だけど、そんな背景があったからこそ桐生さんの手から春日一番の手にバトンをパスするシーンって絶対に必要だったと思うんで、この心象風景ってそういう意味だと私は捉えました。

つまりどういうことかと申しますと、要するにこれって龍から後のことは任せたと言われるシーンなんですよ。つまり、龍から課せられたミッション、要するにクエスト。

ほら、ドラゴンクエストですね?

こじつけじゃねーか!って話なんですけど、じゃあなんでこんな大事なシーンでドラクエ始まったんだよ!ってことになるので、ドラクエ使いたかったのってこういうことなんだろうなって。

あと、主人公の交代という大きな転機を迎えた作品であえてドラクエをわざわざ使いまくったのは、龍と勇者という構図を使いたかったからなんだろうなというのもこれ見て思いました。春日一番のRPG好きって、別にドラクエじゃなくていいと思うんですよ。だって別にFFでよくないですか?勇者じゃなくて光の戦士になりたがったって別に悪くない。だけどこのシリーズって龍の存在感が物凄く大きいじゃないですか。タイトルにも含まれてますし、桐生という伝説になった極道が龍と呼ばれている以上、それをなかったことにはできない。新しい主人公を新たな龍として上書きすることもできない。そうした時にこの龍と勇者の構図を比喩のために選んでいるのがすっげー秀逸なんですよ。ドラクエにおける竜は、時に敵対し時に協力者となる偉大な存在で、まさに春日一番にとっての桐生の立ち位置にぴったりなんですよ。実際、一度は拳を交えて戦うじゃないですか。だけどその戦いを終えた後、桐生は春日一番のことを認めるんですよ。まさに「時に敵対し時に協力者となる偉大な存在」ですよ。マジで。これ以上ないくらいうまくハマってる。そうなると目を覚ました春日一番がレベルアップファンファーレを口ずさむのもニクいんですよね。一歩先のステージに進んだ、すなわち龍に認められるレベルに成長したってことがたったこれだけで伝わってくるんですもん。ニクいな〜!

いちいち王道RPGって言わせるよりはドラクエって固有名詞を出した方がわかりやすいから、ということでわざわざ許可まで取ったみたいですけど、許可取ったからには本気でドラクエという作品と、作品の持つ構図を理解して取り込んでるのでものすごくリスペクトを感じました。好きです。

 

 

長くなったのでそろそろ切り上げたいのですが、最後にどうしてもやりたい話をします。

春日一番、俺が闇だと叫ぶシーンがあるじゃないですか。どこからどう見ても光属性の春日一番が、自分を闇だと断言するあのシーン。彼にとって荒川真斗は光であり、自分自身は闇だと言い切るんですよ。ところで、ホメロスってお前は俺の光って言われるじゃないですか。若と同じなんですよ。どこからどう見ても闇属性の男なのに、お前の存在は自分にとって光だったと言われて、そして死ぬんですよホメロスって。

春日一番にホメロスの鎧着せたスタッフ、マジであまりにもドラクエの解像度が高くない?

 

以上です。

 

 

 

 

めっちゃコメントに困る

7リメクリアしました。感想です。

なにこの、この……、さあ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良かったところ

ミッドガルの街並み

私のイメージ通り!すごい!個人的に一番グっときたのは六番街なんですけど、それはそうと私がかつて夢小説を書いていた時に出したセブンスヘブンのイメージそのままで死にたくなりました。死にたくなりました。こんなことってあるかよ。

 

 

凶斬り

ちゃんと凶の字のエフェクトが出てきてよかったです。褒め方が雑なのは気のせい気のせい。

 

 

タークス

最高でしたね。なんかツォンさんめっちゃ髪長かったけど。ACの時もこんなに長かったっけ、もっと短くなかったっけ。少なくともBC〜CC時代は肩につくくらいだよ。

あとレノがめちゃくちゃ色白で体ペラッペラで良かったです。多分作中に出てくるどの女の子よりも美白だったんじゃないかな。羨ましい、なんの日焼け止め使ってんのか教えてほしい。対してルードはスーツの上からでもガタイ良いのがわかってとても良かったです。サングラスのスペアいくつ持ち歩いてんだ。

まあ、私はタークスになりたかった女なので身びいきみたいなものもあるんですけど、それにしてもタークスの面々は出番がすげぇスマートでよかったです。詳しくは後で書きますけど、本作では最上級の褒め言葉だと思います。出番がスマート。

 

 

社長

顔がFF15ですけどマジで良かったです。上に同じくスマートな出番と裾のヒラみ。うーん、よかったです。でも私はACの時の顔が好きです。ACの時の顔が、好きです。大切なことなので二回言いました。

 

 

クラウドの女装姿

わりと我々のイメージ通りにしてきてよかったです。無駄に3種類もドレスあるのが笑えますね。

 

 

統括の皆さん

AC以外のコンピ皆勤賞おじさんはちょっとこんなんだっけ!?!?感あったんですけど、ハイデッカーもスカーレットもパルマーもイメージ通りで良かったです。リーブは、リーブもなんかルシス王家の血筋みたいな顔だったのであれ……、と思ったりはしましたけど、まあ概ね想像通りでした。

個人的に好きだったのが、神羅の沿革を教えてくれる見学ツアーのホログラムですね。音声収録の難しそうなハイデッカーとスカーレットは準備中だったり、パルマーはふざけながらもわりと真面目に原稿読んでたり、宝条はキレてたり、リーブはそういう機器マジでどこかにありそうって感じだったりで、各々の個性が一発でわかってとても良かったです。こういうさりげない演出は好きだよ。

てかDCのグラ見直したんですけど、やっぱセフィロスの実父さん大幅に違いますよね。なんだ……、ボトックス注射とかしたのか……?

 

 

バハムート

世界のために死ねとか言ってこなくて安心しました(もはや7に関係がない発言)

 

 

ナナキ

めちゃめちゃ可愛かったので100点

 

 

 

 

 

 

 

許容し難いところ

テンポ

最悪だったと思うんだけどこれは私がオリジナルを知っているからなのか……、いや絶対に違うと思う……。例えば私が一番キレたのが、エアリス救出にビル突入する直前のクエスなんですけど、マジで

ここでクエストやる必要あった???

なくない?今から行くぞ!うおおおお!!!!っていう勢いをマジで台無しにしてくる。こういう場面がめっちゃ頻繁にあった。プレート落っこちそうな時も同じことを思った。危機感がねえんだわ!!!!プレート落ちそうだつってんのに列車墓場に子供の幽霊云々のイベント入れるゥ!?!?!?

そのプレート支柱のイベントも、下手にアバランチの面々の掘り下げをしたが故に、涙の別れみたいなシーンを入れられ……。いやうん、わかるんだけど……、急ぐ場面でしょここ……。

 

 

追加要素の多さとしつこさ

一番イラッイラさせられたのがここなんですけど、何って

なんの意味があるのかわからないミニゲームの多さ

です。アームの操作とかポンプの操作とか。神羅ビルでティファがSASUKEやり始めた時はマジでどうしようかと思った。ダーツとかストーリー進行に一ミリも関係ないミニゲームはいいんですけど、ダンジョンのギミックとしてミニゲーム要素を盛り込んでくるの意味わかんなすぎて泣いた。

原作にもあるGバイクだけど、あれって二回も必要でした?というかローチェなに?ほんとになに?グラディオと同じ声した謎の新キャラ入れる必要あった?っていうかこの人新キャラであってる?あと私キリエとかレズリーが新キャラじゃなくてショック受けてるんだけど。小説読んでないだけで楽しめなかったの悔しい……。こんなことってあるかよ……。小説読んでたらビル突入前のクソ茶番みたいだなって思ったレズリー関連のイベントがちゃんと意味がある素敵なシーンに見えてたのかよ悔しい……、不親切、このリメイク不親切……。この話後でする……。

あとこれはまじで怒られそうなんですけど、

そんなに掘り下げに尺いるゥ!?

ってなった。主にアバランチ関係。ジェシーの実家に行くイベント長すぎない?あのイベントのシナリオ自体は好きなんですけど、だからこそあんなにくどくどダンジョン行ったり戦闘してアクションしたりを繰り返す必要あったか……?もっとさっくり見せてくれてよかったのでは……?全体のテンポを犠牲にしてまでバイク乗って地下道走る必要があったのか……?というお気持ちしかない。

 

 

情報量が不親切

FF7ファン全員がコンピ追ってて当然と思うな?

私はこれでも!!!!コンピ追ってたので!!!!!!!!突如出てきたカンセル懐かしいなと思ったし!!!!!!!!宝条がいきなS式G式などと言いだしたのも!!!!!!!!最後いきなり出てきたザックスが「いらっしゃいませ!」したのも!!!!!!!!!!!!わかったので楽しかったですが!!!!!!!!さっき言ったみたいに!!!!!!!!小説読んでなくて!!!!!!!!!!!!レズリーのイベントただひたすらになんでこのぽっと出キャラにイベントの尺割いてんのテンポ最悪だな……と思ってイラっとしていたので!!!!!!!!コンピやってなくて!!!!!!!!知らなくて!!!!!!!!私みたいに!!!!!!!!!!!!イラっとした人絶対にいるよね!?!?!?!!!!!?!?!?

そういう意味でスマートだったのがタークスと社長なんですよ。この人たちすごく秀逸なリメイクされてて、原作と同じタイミングで出てきて、ストーリーの進行を邪魔しない程度の尺で新しい追加シーンを流してくるんですよ。私が欲しかったのってこれ、こういうの。

例えばさっき話題にしたプレートの支柱イベですけど、ここって原作でもタークスの出番なんですよ。そうだね、本来の出番からは逸脱してないね。ここでレノがプレートを落とすことについて複雑な気持ちでいることがわかるとんだ3ギル芝居だぜというセリフを言うんですよ。ここまで原作通り。で、レノとルード相手に戦闘して、その後挟まるムービー。ここで、最後これを押したらプレート落ちるぞっと、なボタンを押したくなさそうなレノの描写が入るんですよね。

これ、ここ、躊躇ってるのがよくわかる表情とか動きとか、グラフィック良くなったからこそはっきりと表現できた部分だと思うし、これ挟まれてより釈然としてなかったんだなっていうのが明確になるんですよ。時間にして数十秒、たったそれだけのシーンだけどちゃんと!!!!伝わる!!!!思ってることが!!!!

っていうか今思ったんですけど、作中で一番人間らしく負傷してるのレノですよね。まあまあ重傷のはずのウェッジとかよりもわかりやすく怪我してる。ウェッジまあまあの高さから落ちてた割には顔綺麗だったけど、レノは支柱で戦ってた地点で顔めっちゃくちゃどろっどろに汚れてたからね。後から出てきたときはその顔に絆創膏とかついてたし。一番人間っぽい。なんでだ。

話逸れちゃったんですけど、こういう原作知ってる人は新しい情報にニヤッとできて、知らない人でも違和感なくすんなり受け入れられる程度のちょうどいいコンパクトな追加情報が私は欲しかった。

社長もさ!!!!原作と同じくらいの出番しかないけど圧倒的にインパクト強いじゃないですか。明らかに癖の強い部下たちを従えて、めっちゃ悪そうな顔して父の座していた社長の椅子に座ってる光景とかさ。こういうのだよ私が見たかったのは!!!!好き!!!!

どうでもいいですけど次作こそイリーナ出ますか?私はイリーナの片思いをかれこれ10年以上応援している同僚なんですが……。だめだ……、怒りのあまり夢小説と現実の区別がつかなくなった……。

 

 

戦闘

これはなんか皆さんご指摘の通りだと思うのであんま突っ込まないんですけど、これテストプレイロクにしてないのかな……と思いましたヘルハウスとかね……。

というのも本作、敵がバカみたいに硬い。デバフがあるわけでもないためとにかく手数で勝負するしかなく、ひたすら同じことを繰り返し続ける戦闘が続いて結構ウンザリしました。ちなみに私は難易度ノーマルでクリアしているので、まあそのせいもあるのかもしれませんが。

にしても難しくもない、ただただ硬い敵との戦闘が多いのはキッツイ。教会でレノと戦ったときは難易度ちょうど良くて楽しかったんですけどね……。あんな感じで工夫すれば倒せるね!時間もそんなに取らないよ!な戦闘じゃなくて、まーーーーじでひたすら長くて硬いだけの作業をさせられるのが辛かったです。ヘルハウスとか。ヘルハウスほんと無理。

私は一人でヒーラーとアタッカーの役割分担したキャラたちを切り替えながら戦う本作のプレイスタイル嫌いじゃなかったというか、むしろ慣れたら結構面白くて楽しいなと思ったのでここはすごく肯定的に捉えてるんですけど、ただ唯一すごい不満があって。

せめてアビリティや魔法、アイテムを使ってるときは無敵にしてくれ。

通常攻撃以外の動作をしたい場合、ATBゲージがたまらないと何もできない仕様になってるんですけど、せっかくゲージ消費して行動しても、敵の攻撃飛んできてよろけたら一発アウトなんですよね……。まあこれも後半慣れたらそんなに苦しむ要素ではなかったんですけど、戦い長引けば長引くほどに、思うように回復や攻撃できないことに不満が溜まる……。しかもムービー挟まるたびにリセットされますしね……。えぇ……。

で、そのアビリティも最悪で、敵の動きを追従しないのでクラウドが何もない空間に技放つことになるんですよ。てかクラウドの技全部そんな感じで超使いにくい。同じく近接物理攻撃キャラのティファは多少の距離なら詰めて攻撃してくれるので、そこらへんクラウドより便利で使いやすくて良かったです。うちのクラウドさんは最終的に祈る係になりました。ヒーラーです。

あとガードで弾けない攻撃だらけなので回避に頼るしかないんですが、それもまあまあやりにくく……。私が下手なだけだとは思うんですけど、明らかに避けられたよねという攻撃でも謎に当たり判定食らってる時があって結構辟易しました。回避の動作もわりと重めで、ジャンプもできないので、敵の攻撃を避ける動作は最後まで慣れませんでした。

あと画面も見にくい。混戦してると本当に見にくい。15のエピイグの感想で敵と間違えてレイヴスめちゃめちゃ殴ったって書いたんですけど、私多分ティファもバレットも1000回くらい切りつけてると思うよ。15も見やすいとは言わんのですけど、7リメくんはとにかく狭い範囲で大量の敵と戦う場面が多くて、エフェクトも派手な攻撃が多いので地獄でした。

ノクトがわりと軽々攻撃を避け、混戦したらシフトブレイク使えたのがいかにチートであったかよくわかりました。次作ではクラウドさんも是非シフトブレイクしてほしいなと思います。そうしたら、混戦した戦場から少し離れて攻撃態勢を立て直しできるから……。

あとクラウドさん頼むから

ジャンプしてくれ。

段差は……、はしごではなくジャンプで飛び越してくれ……!!!!

 

 

 

 

興味深いなと思ったところ

セフィロス

巷で噂のセフィロスアパート(隣の住人がセフィロスコピーだったため、クラウドさんがセフィロスの幻覚を見てしまい、しかもその幻覚のセフィロスクラウドさんを押し倒して馬乗りになってきたイベント)や、ことあるごとに黒い羽根を落としていくなど、愉快なセフィロスでしたね。愉快でした。

ただこのセフィロス、明らかにエアリスが死ぬことを知っているので、凄い気になるなと思いました。言うてクラウドも、おそらくエアリス自身も、忘らるる都での出来事を予知しているようなんですが、セフィロスだけは確定的明らかにエアリスの死が過去起こった事象として語りかけてくるところがあったのが普通に気になりました。どういうことなんだろう。

あと、エアリスがセフィロスのことを星を守るためならなんでもするとか言っててマジで意味がわかりませんでした。星を守るためには手段を選ばないので星の敵って。え、私の知ってるセフィロスと違う……。私の知ってるセフィロスは、彼が母と思い込んでしまったジェノバの意思を継ぐ、すなわちこの星の支配者となることを最終的な目的として行動しており、その手段としてメテオを落とし星を傷つけ、その修復で溢れたライフストリームを吸い自らの体を再生させ完全体になろうとした、のでは……、なかったか……。私も11歳の時の記憶引っ張り出してるので定かではない部分あるんですけど……。今作のエアリスたしかに星を守るためならなんでもするって言ったよな……?星守ろうとしてんの……?セフィロスが……?

で、そんなセフィロスと戦った後、心象風景的なシーンであれにこの星は飲み込まれるみたいなことを言いながら銀河系みたいなものを指差し、”俺”は消えたくないといい、クラウドを失いたくないみたいな発言をするセフィロスさんが出てきたんですよね。

一人称が俺????

もう明らかにこれ、なんかこれ、セフィロス仲間にでもなるの?なにそれ、えぇ……?としか言えない感じのシーンが。ちょっとなんかもうよくわかんねえや。

私は一人称俺時代のセフィロスが一番好きです。あと、今作のクラウドさん押し倒しセフィロスも面白いから好きです。次作では是非ヴィンセントと会話してほしいなと思います。私はね、自分の出自を知って狂ったあの地下室のすぐ近くに、自分の本当の出自を知っている男が眠ってることの皮肉さに心を狂わせているオタクだから……。もうどうせなら資料じゃなくてヴィンセントに気づかせる方向で過去改変した方がよくねえ?そしたらニブルヘイム焼けなくない?

 

 

フィーラー

なんだよ過去改変って、つまりエアリスを死なせずにジェノバではない何かと戦うためセフィロスが力を貸す展開か!という気持ちはすごいあるんですよ。フィーラーとか都合のいいこと言ってるけど、要するにエアリスを生存させたりセフィロスと共闘させる方がオタクは喜びますもん。売れるもんそっちの方が。あと多分だけどタークスも仲間になるよこの調子だと。特にレノ。なんかリーブと同じくらいプレート落下に対して釈然としてなさそうだったもん。そういえばリーブの掘り下げもスマートでよかった。神羅周りは全体的に味付けあっさりでありながら、個性を引き立たせる上手な追加エピが多かったよな。宝条のラボ以外。あれは最悪。7リメの悪いとこ全部出てる。

そう言うわけでなんやねん!のお気持ちが強いのですが、ただ私は、私は……

ザックスが生きてクラウドを連れてミッドガルに向かっている姿にグッときてしまった。

不覚にも。彼があと少しのところで辿り着けずに命を落とした結末を知っているので、知っているからこそ生きてミッドガルに向かう姿にグっときてしまった。これはまあギリギリ原作やってれば理解できるシーンなのでいいんですけど、でも原作やってなくて初めてリメイクに触れる人は置いてけぼりのシーンなので、それってどうなのと思うが故にあんま、手放しに褒めたくないんですが……、ないのですが……、やっぱりちょっと嬉しかった自分が……、いるんですよ……。だってザックスが生きてるんですよ……?生きてるんですよ……!?

もうこうなったらアンジールとかジェネシスも生かしとけばよくないですか。いやジェネシスふつうに生きてるけど……。本編から3年後に生きて実写で登場したけど……。てかずっと思ってたんですけどタークス4人しかいないのわりと不自然なので、それならせっかくBCでいっぱいタークスキャラ出してるのだし、同一人物にしなくていいからデザイン流用したモブキャラとか作ればよかったんですよ。さりげないファンサービスにもなるし、原作の不自然さも改善されるし。

っていうか過去改変するなら

宝条が自分の息子にジェノバ細胞埋めようとしたのを止めに入ったヴィンセントが撃たれるあたりを改変すれば万事解決なのでは?

宝条を止められていたらセフィロスあんなことにならんかったじゃろ……。ルクレツィアという人間の母親から生まれた、間違いなく人間の子供であると……、わかって……、愛されて……、愛されて育つことだって……、できただろ……。

 

 

 

悲しくなってきたのでやめます。

なんだかんだ言ってますが次回作も喜んで発売日に買うと思います。

セフィロスの行く末が超気になるので。

以上です。

 

 

 

 

リメイクと90年代BLの話

さては90年代BLから感覚アップデートされてないな?

 

リメイクやってたらそんなことを思いました。ぱふぇです。普通にリメイクの感想書こうと思ったんですが、まだ全く終わる気配がないためここまで腐女子として思ったことをつらつら書いていくことにします。まあほら、私普通に腐ってるからね。FFさんサイドは特に。7のせいで道踏み外したかんな。ちなみに15はそういう気持ちを抱けません。ノクトへのクソデカ感情はただのクソデカ感情です。恋愛よりももっと根深い何かです。ドラクエは一切そういう目で見られませんでしたが11だけ何かを間違えました。どうしてくれるんだ。

 

 

さて、表題にもした通りリメイクから漂う90年代BLの話をするわけなんですけど、まあ……、リメイクだからある程度はって思ってましたよね。オタクはこうあって保守的なので、変に新しい要素入れると怒りますもん。私がかつてドラクエ11に対して怒ってたように。世間が15に怒ってるように。まあ15はそこだけが問題じゃないというか、それ以外の全部が問題なんですけど……。でも私は好きだから……。

それでもボイス付き、戦闘はアクション、新キャラ追加、とわりと今の若い層を取り入れようという気概は感じられたんですよ。やるまでは。

けど実際は

これ、一見さん向けじゃねえ!

って感じでした。ねー。ウータイとの戦争がとか言いだすシナリオとか。いやでも、これって風花雪月におけるダスカーの悲劇みたいに、やたら序盤から単語は聞くけどどういう事件なのかは後半で全然わかんない、みたいな要素と考えればまあいいのかな……。配信済みのシナリオで実は触れられてる!ここでもうすでに話は進んでたんだ!みたいな話で盛り上がるFGOとかあるし、これはこれでいいのかな。我々がウータイを知っているからおかしな気持ちになるだけで。でもこれ分作だから、実際にウータイとかユフィとか出てくるまで一体何年かかるのかって話……。

 

で、そういう一見さんお断りスタイルを一番感じたのが90年代BLのままだなあ!!!!ってことなんですよね。その話をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

WORKING!

性癖の話をするからたまに下品だよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

90年代って体格のいい受けとかエッチに積極的な受けはいなかったじゃないですか。受けは細く小さく可愛いものであり、肩幅滑走路でバスローブを着てマンションの最上階から夜景を見つめながらワイン片手に嫌がる受けを手篭めにする攻めが主流だった。だから受けの身長が2メートルとか胸囲100センチとかなかった。身長が2メートルで胸囲が100センチの受けが自分より年下で細身の攻めのちんちんを食うために馬乗りになる光景とかさあ!!!!なかったじゃないですか!!!!リメイクにはあった!!!!やったね最高!!!!(この人はセフィロスが受けです)みたいになったんですけど、これは私の感覚が2020年だからなんですよ。

いや、90年代BL世界にも多分どこかにはあったと思うんですけど、もうこれ完全なマイノリティだったじゃないですか。でも今ってマジョリティとは言わないけど、昔みたいに存在を認識されてないようなことはないと思うんですね。

あと、まあ私の性癖はわりと逆張り的な部分があるのでアレなんですけど

総受けって減ったよね。

受けを奪い合ってウエスタンショーする攻めたち消えましたよね。私が中学生の頃くらいまでは生きてた気がするんですけど、高校に入った頃にはとんと見かけなくなってた。ヘイクッパ君ってさしつこすぎるぜピーチのことはもう諦めなよ お生憎様そうはいかねえってことさ俺様こそ彼女のdestiny

まあ私の村には攻めのちんちんを狙って競い合う受けどもはいますけどね。私は総攻めの病気持ちです。がはは。

あと

乳首は乳首であって胸の飾りではないし、ふつうに肛門性交するのでやおい穴などない。

っていうのも大きいよなって。特に前立腺。この前立腺の発見って偉大ですよね。やおい穴なんて開けてもらえない屈強で巨乳の男でも肛門はありますからね。どんな男でも肛門があって前立腺が標準で装備されてるの、マジで偉大じゃない!?!?!?あの時代に受けを諦めていた男でも受けの可能性ある!!!!やった!!!!祭りだ!!!!

欧州の発展に寄与した三大発明が火薬、羅針盤活版印刷なら腐女子の性癖ダイバーシティにおける三大発明(発明ではない)はアナル、メスイキ、前立腺だと思う。何言ってんのかもうわかんねーな。

 

で、本題に戻るんですけど、

2020年現在、小柄で女顔の男が体格が良くていかにも鬼畜攻めみたいなオーラ出した男に執着される映像見ることになるとは思いませんでしたわ!!!!

っていう。このクラウドさんやおい穴あいてそう。前立腺じゃなくてやおい穴の人間そう。乳首は胸の飾りだし、ケツは双丘だし、カウパーが蜜に形容されるし♡喘ぎも濁点喘ぎもしない……。セフィロスは肩幅が大分空港の滑走路(画像検索してくれ)で、バスローブとか着るし浴槽にバラの花を浮かべてるんだ……。攻め喘ぎとか絶対しないし、細くて節くれだった男の指をしている……。クラウドのケツとちんちんをまるごと包み込める修正いらずのデカい手とかしてるんだ……。

まあ私はさっきも言った通りセフィロス受け、かつ攻めのちんちんでビーチフラッグをするのが好きなので、二階からセフィロスが落ちてきてうっかり挿入されてしまって欲しいから隣じゃなくて上階に住めよ、みたいな発言してましたけど。ちなみにそういうエロアニメが僧侶枠であります。私が一番好きな僧侶枠は例の監獄です。イベントまで行きました。

いやでも、なんていうかこういう気持ちを抱かせてくるのが90年代のBL文法ですよね。久方ぶりに見たぞこれ。まあ言うて90年代のゲームなので90年代っぽいキャラ造形なのはしゃーないんですけど。だってティファとか今ならクラウドのことをよしよし甘やかして全肯定して支えてくれる優しいママ属性にされそうじゃないですかね。最近のオタクはママ好きじゃん。エアリスはどうなんだろう、セカイ系の典型みたいというか、いかにも綾波やアスカが生まれた時代のキャラっぽいなーと思う印象なので、うーん、新海誠作品のヒロインかな……、今っぽい表現だと……。

なんかそんな感じで、今とオタクの主流が違うよな〜〜〜って思う部分はまあ多いんですよね。

ただ新キャラもなんか90年代でびっくりした。

あの……、バイクで追っかけてくる人とか……。すごい90年代でびっくりした……。うまく言えないんですけど90年代BL県総受け市の変態攻めみたいな……。お前は俺を熱くする♂みたいなことをねっとりめに語りながら、過剰に執着してくるあたりがもう完全に変態化した攻めのそれというか……。今だとキャプションに注意書きなしでやったら匿名掲示板でめっちゃ叩かれそうなやつ……。いやそれ言ったらセフィロスもだよ……。なんなんですかね。

やっぱこれ90年代BLのままじゃない!?

少なくともドラクエやFFの最新作たちは90年代BL感じないですもん。なのにそれより後に作られたはずの本作は、原作にないリメイク特有の追加シーンがことごとく90年代。どうしてくれよう。

BL性癖ダイバーシティ化で顕著なのが11のカミュで、彼は最近流行りのママみとスーパー攻め様の流れを汲むスパダリみを兼ね備え、かつ本人のやけにセクシーな格好と出自からなるエッチに積極的なお姉さん属性を持っているので性癖のダイバーシティだなって。騎乗位でえっちな目線をくれるのでえっち!!!!ってなるよね。ならない?私はなる。カミュはえっち。みんなそう言ってる。

基本的に主人公全肯定でありながら、アドバイスは適宜入れてくれる感じ。90年代っぽい攻めもやらせることができるし、現代的な受けでも馴染む感じする。配慮を感じる。

てかまあそれ以前にド11のスタッフはすごいエゴサしてオタクの様態見てそうですけど。してそう。ホメロス周りとか特に彼を受け入れられない層への配慮がすごいあった。炎上しないようにめっちゃ気を遣ってた気がする。

ちなみにどこかの人の心がないスタッフたちは、わりとうるせえ!!!!作りたいもん作らぁ!!!!みたいな感じだった。作りたいように作りすぎてすげえ尖ったよね。プロンプトとかめっちゃ可愛いけど、あれ受け付けない人も多いでしょ男性プレイヤーとか特に。あとグラディオは尖らせすぎた。基本好きだけどあのシーンだけはマジで怖かった。そんななのにスタッフ楽しそうに寄せ書きとかしてたし。ほんと。寄せ書きの陽気さと本編の暗さの対比が最高に愉快なので私は好きだよ。本当に人の心がなさそうで。褒めてます。でもそんな人の心がない人たちでもでもやっぱり90年代BLは作ってないんですよね。例えば主人公に付きまとうラスボスという点で今作のセフィロスと同じポジションにいるアーデンから全くそういうものを感じなかったので。

だってアーデンは

①不要不急のボディタッチとかしない

②ボディタッチしないのでパーソナルスペースも常識的な広さ

③ノクト以外の人間もちゃんと眼中に入っている(のでイグニスの頭踏んだり、イグニス煽って逆に殴られたり、プロンプトを連れ去ったりする)

なんかアーデンがいい人に見えてきた。全然いい人ではないんだけど、なんてかもう真人間じゃん。どうしよう……、どうしようこれ……。

幻覚とはいえ隣の部屋に住んでて、かついきなり出会い頭に押し倒してくるアパート在住セフィロスさんより全然普通の人間じゃん……。

幻覚とはいえ出会い頭に押し倒して運命だな?みたいなオーラ出してくるの90年代の俺様な攻めすぎません?まあ私にはすげえ積極的な受けのセフィロスにしか見えなくてもうダメだったんですけど。

あとまあこれはキャラ造形の問題かなと思うんですけど、めっちゃ現代っ子なノクトを見たあとだと、クラウドさんが90年代みを帯びる。これはもう仕方ないと思うんですけど……、思うんですけどね……。ノクト顔のモデリングも過度に幼くなくて女顔じゃなくて……。ノクトって典型的な守られる側なんだけど、守られ愛されヒロイン受けのオーラが一ミリもないじゃないですか。姫じゃない。これが90年代のエピイグ生存ルートのノクトなら、きゃるるん可愛いお顔で細くて小柄だし、肩幅滑走路バスローブイグニスに両手首を片手で一纏めにされもう逃さないみたいなこと言われながら細い腰を浮かせていたことでしょうよ。間違ってもグラディオのこととか抱かない。今は2020年なので、どこにも行かないと言ってくれノクトみたいな情緒不安定ニスの頭をよしよし撫でながら「どこにも行かねーって。お前のおかげで俺はこうしてここにいられてんだから」みたいなメンタルケアしてる。最近は攻めも情緒不安定だからね、受けにメンタルケアとかされてる。あとグラディオのことはふつうに抱く。

ちなみに私は最初に書いた通り15を全くそういう目で見られないので、これを書きながら一人でゲラゲラ笑っています。好きな人は許してくれ……、私はどうしても自分と解釈違い起こしてしまって笑ってしまうんだ……。

だからほら、ノクトにはやおい穴とかない。だから前立腺があるしちんちんもある。一方なんかリメイクのクラウドさんは桜に攫われて他の男に色目使ったみたいなよーーーわからん理由で鬼畜俺様攻めのラスボスにお仕置きエッチされてそうなんだよな……。ほんとなんなんだろう。

 

というわけで、断じて会社丸ごと感覚アップデートされずに90年代に閉じこもってるわけじゃないんですけど、なんかクラウドさん周辺だけは20年くらい時間が止まってるなって思ったのでそういう話をしました。

全然関係ないんですけど、あのアパートの住人全員がジェノバ細胞持ちの被験体だった場合、クラウドさんの目には

住人全員がセフィロスの狂気のアパート

に見えるのかと思ったらワクワクしました。複数のセフィロスに囲まれて眠れないクラウド。ちんちんビーチフラッグ。もういっそ五等分のセフィロスとかやったらいいんじゃないですかね。

というかそもそもセフィロスって別にクラウドのこと執着してないしストーカーでもなく、なんならCCの時は普通の先輩みたいだったので、あの頃のセフィロスに戻してくれって感じです。CCのセフィロスが一番すき。

 

オチを見失ったので以上です。

エイプリルフールでしたね

鈴木達央氏がツイッターとインスタ開設したんですけど何????

この流れでこんな記事を書くことになるとは思いませんでした。何?

ちなみに私のインスタ、可愛い犬と鈴木達央しかフォローしていないため、ひたすら可愛い犬に混ざって鈴木さんが出てきます。助けてくれ。シュールすぎる。ちなみに私は犬派です。犬を飼っているので。

 

 

〜ここまでのあらすじ〜

TLが盛り上がってたのでFFの特番を見る

そういえばノクトの声帯だから出るんだっけ

出た

ぼく「この人がこういう語り方をする作品は高確率で好みなので15やるか、FFいっぱい積んでるし。いい加減崩そう」

やる

DLCを勧められる

やる

軽率にドラマCDまで買い求める

中の人が突如ツイッターとインスタを始める 

死ぬほど呟く

突然の王子

 

どうしてこうなった!!!!どうしてこうなった!!!!ドコドコドコドコ!!!!どうしてこうなった!!!!

 

何があっても耐性あるので平気だなと思ってたんですけど、なんかいきなりノクトやられて倒れました。

 

すごくない?この圧倒的かつ丁寧な埋葬なに????綺麗に埋め立てられてるのなに????????

あとやっぱりスタッフが陽気だなと思いました。あんな地獄みたいな本編作っておきながら。グッピーなら温度差で水面にぷかぷかしますよこんなの。

 

ちなみに私が一番やられたのは「胸を張って」を引用してきたところですね……。つれぇわはインターネットで散々ネタにされてる一種ネタ的なセリフになってるのでこういう場でいんようしてきても、はい……ってなるんですけど、よりによってそこを選ぶ!?!?!?

私は「お前たち」に胸を張って生きろと伝えたノクトがエピイグで「俺たち」は胸を張って生きると宣言したのが死ぬほど好きで泣いたオタクなのでダメでした。私は鬱とメリバとバドエン大好きオタクですが、幸せになってくれたらそれはそれで泣きます。泣きました。

 

などと記事を書いている現在も相変わらずツイートしてるんですけど、なんなんですかねこれ。よくわかんない。半年間毎日プリンスたちがTLにいたあの頃をちょっとだけ思い出した。あの頃めちゃめちゃ楽しかったよね。それっぽい。わかる。同意してくれる友達がいないので自分で言って自分で同意します。わかる。

 

ちなみにFF15くんは犬にお手してもらえるゲームなのでやってください。ホテルのロビーまでとことこ歩いてきてお手をしてくれる犬。最高。かわいい。

 

 

もうこれ以上話題はないので以上です。てかドラマCD早く届かないかな。

 

 

人の心がない(有料課金版)

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私たちと一緒に、DLCで人の心のなさを再確認するお仕事をしてみませんか?

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こんばんは。FF15と仲良しのウサギことぱふぇさんです。最近、インターネット本名であるぱふぇを名乗る機会があまりにもなく、もはやアイデンティティは失われているのではないかと思う今日この頃。今回はリヴァイアサン戦終わってからの展開が、心へし折りRTA状態でおなじみのFF15くんのDLCの感想です。画像は愉快なアーデンおじさんです。

先日スマートフォンの画像を整理していたところ、人の心がないスタッフの皆さん(褒めてます)や人の心がない偉い人(褒めています)の写真が複数枚出てきました。何故そんなものを持っているのか、という問いに対しては、隣にノクティス王子の中の人がいるので……という回答をさせていただきたいと思います。忘れもしません。ゲームショウのステージに登壇した推しの前髪が消え去っていたあの日のことは。キャラデザの人が描いた似顔絵と髪型が違うというハプニング状態になっていたあの日、昼寝から目覚めた私を襲った衝撃的な光景を。

 

すみません、ノクティス王子の中の人の話とかしてないともう正気が保てない体になっているので、つい関係ない話ばかりしてしまいます。クリアした日以来、私は不意に写真のことやスタンドバイミーの歌詞を思い出しては涙目になる状態に陥っているからね。今週のハイライトはクレーム対応しながら「ノクトとグラディオのギスギスのほうがつらかった」と思ってしまった点です。クレーマーのおじさんおめでとうございます。商品に私からのムカつきをお贈りします。

さて、どうでもいい話はこれくらいにして、今回は追加DLCの感想を書いていきたいと思います。ちなみに私は、

エピソードグラディオ、プロンプト、イグニス、アーデン全て購入しています。

1年弱放置していたゲームに取る態度とは思えない軽さですよ。ケツに羽でも生えたんじゃねーのってレベルの軽さ。ウルトラライトダウンより軽いケツ!!!!今ならFF15の重たい感想付きでなんとお値段1万円!!!!1万円でご提供いたします!!!!

 

 

まずはグラディオからですね。行きましょう。

DLCのストーリー選択画面の画像がバガボンドかな?って感じで、続くプロンプトやイグニスとは全く雰囲気が異なっていたのが印象的でした。ちなみにプロンプトはチョコボの不思議なダンジョン2のジャケ絵、イグニスはPTA総会です。チョコボは見れば「そうですね」ってなると思います。PTA総会に関しては、ノクトに肩を貸すイグニス、妹を抱きかかえるレイヴスお兄ちゃんという謎構図が、なんか「うちのルーナがおたくのノクトくんのためにこんな怪我をしたんですよ!?」ってカチコミしてくるモンペに見えたせいです。保護者の集い。

 

さて肝心のグラディオ編の感想なんですけど

これくらいのボリュームなら本編に入れられたのでは????

入れられたのでは????なんで????

しかもまあ予想通りというかなんというか、本編中に謎の途中離脱した時の補完エピソードでした。本編でやれ!!!!

などという愚痴はさておき、グラディオ操作するのはわりと新鮮で楽しかったです。私は基本的にアクションが死んでいるのでマップシフト→シフトブレイクの繰り返しで敵を倒していました。お陰で序盤、ノクトが恋しい!!!!瞬間移動したい!!!!というお気持ちでいっぱいでした。そういえばプロンプトに移動できるのずるいって言われてましたけど、確かにこりゃあずるいですね。ちなみにイグニス失明後のダンジョンで戦闘発生した時、シフト使うとグラディオからめちゃめちゃに怒られます。皆さんも是非お試しください。私は死にました。

グラディオ編のストーリーとしては、離脱中に何をしていたかの回想といったところ。コル将軍と剣聖の眠る試練の場へ赴くというもの。途中数度の試練を挟み、力を蓄えて剣聖へ挑むという感じの流れでした。大事なのはパワーだけではなくメンタル、というお話で、だからあの時あんな感じだったんだな……、みたいな気持ちになりました。グラディオはもう、ここで乗り越えてしまってるんですよ。精神的な課題を。だからメンタルが一段強くなってるの。だけどノクトは、目の前でルーナを失った時にようやく初めて乗り越えられない壁にぶち当たった。だからまだめちゃめちゃ心が脆くなってた。そこの温度差なんですよね。もちろん壁の高さが半端ないから、簡単には乗り越えられない。だけどチンタラしてれば人が死に、誰かが傷つくからこそ、乗り越えられた側のグラディオはノクトを急かしたし、急ぐ必要性をまだ理解するキャパシティが生まれてなかったノクトは反発した。そういう感じなんでしょうねえきっと。そしてその不一致をちゃんと見抜いて、ノクトのゆっくりなスピードに合わせてやってくれと言ったイグニスはすごい。

話が逸れましたけど、ゲームとしては一本道のダンジョン潜って、点在する中ボスを倒していく感じなので、すごく王道かつ無難な感じですね。無難なので本編に入れられなかったのかというお気持ちがすごい。入れろよ。

で、これの結局の感想なんですけど

ガードと柱が最強

でした。ここでは、攻撃をガードすると攻撃倍率が上がる仕様のため、敵の攻撃をひたすらガードし、いい感じに倍率が上がったところで殴るを繰り返すだけで敵が死にます。テクニカル要素なし、脳筋でも勝てる仕様。まあこんなもんかなと思いつつやってたんですけど、後述するプロンプト編が「別ゲーでは?」という仕上がりだったので、言いたいことが無限にあります。

あと、途中で遺跡の崩れた柱を引っこ抜いて振り回せる場所があるんですが、この柱が狂ったように強いので、ちょっと意味がわかりませんでした。柱を持つと移動が死ぬほど遅くなり、柱を引き抜くにも時間がかかり、柱それ自体も5回くらいの攻撃で壊れるため無限に振り回せる訳ではないのですが、それでも単純火力でいえば柱が作中最強武器状態なので笑いますね。どこかのファントムソードと違って使ってもHP減らないし。柱のHPは減りますが。

そういうわけで、柱を振り回すグラディオが堪能できるDLCでした。なお、私はやってる最中ずっと雄っぱいでっかいなーという、知能指数ゼロ状態で画面を眺めていたので、大きな乳以外の記憶がありません。嘘です。

コル将軍の昔話を通じ、グラディオの父親の話なんかも出てくるんですが、そういうエピソードを聞くにつけ「王の盾」である役目を本編グラディオは全うしようとしてたんだなって思いました。失明したイグニスをプロンプトに任せて自分はブチ切れながらもノクトの近くに来るわけですからね。どんなに腹たってても、自分の役目を放棄してないので。そういう覚悟の物語だったんだよなぁと思うと味わい深いですね。

あ、あと大きなカップヌードル食ってた。キャンプできるからどうなるんだ、と思ったら無限にカップヌードル食べてて笑ったよね。そういえば、本編でもイグニスの視力がアレした後のキャンプは

本当に心にくるレベルの侘しさだったもんね。あと回想という形式だったため、普通にみんながキャンプで喋ってる光景も見られたんですが、当たり前みたいに思ってたその画面でさえもふつうに眩しすぎて目を細めました。どうしてこの頃のままでいられなかったんだろう。

また鬱になってきたので早急に次の話題に入りたいと思います。

 

お次はプロンプト編。

どのあたりの話をするのかな、とワクワクしながら始めたんですけどね。

開幕いきなり心が死んだ。

電車から落とされた後のプロンプトの話とか聞いてねえんだわ……。泣くんだわ……。

降り荒ぶ雪の中を一人フラフラで彷徨うプロンプト、連れ去られた先は魔導研究所。

開始5分でもう人の心がない。

というわけで研究所の中を歩いていくわけですが、途中落ちているメモがお察しの通りの内容なので気が狂いました。だよね、そうなるよね。わかってた。あとグラディオ編とは違い、こちらは戦闘が凝ってて面白かったし、敵から武器を奪いながら戦うスタイルも新しくてよかったです。某ガンシューティングゲー、どうしてこうならなかったんでしょうか。同じFFの派生なのに。なんならあっちはフルプライスのゲームなのに。DCの話です。

ちなみに私はTPS視点だとカメラ操作が左右リバース上下ノーマルになるんですが、FPSだと上下左右ノーマルでないと操作ができない難儀なオタクです。何が言いたいかというと

エイム操作やりにくいな〜〜!!!!!!!!

めちゃめちゃ楽しいんですけど、マシンガンとか狙撃銃拾った時にやや困るというね。やりやすいように左右ノーマルに矯正したいところなんですけど、というか左右ノーマルに矯正しようと頑張った時期もあったんですけど結局戻しちゃったんですよね。あまりにもFF15が捗らなくて。やーでもエイム操作難しいけどでも楽しかったです。ほんと楽しい。これもっとやりたい。

ストーリーの話に戻りましょう。メモを拾い集めるプロンプトは、少しずつ事実に近づいていきます。盗まれた赤子、魔導兵の正体、ある一人の男の存在。バラバラだったパズルのピースが組み合わさった時、プロンプトは自らの出自を知ることになります。なるほど、本編で再会した時に既に知っていたのはこの時、アーデンの企みにより自らの過去を自らの手で暴いたからなんですね。

余談ですが、プロンプトが研究所から盗まれた日が私の誕生日だったのでめちゃくちゃ笑いました。ははは……、って感じで。笑うしかなかった。誕生日で思ったんですけど、プロンプトの誕生日って手首の製造コードみたいなもの由来なんですかね。だとしたらあまりにキツい仕打ちすぎませんか。いやまあ事実なんですけど……、事実ですけども……。それならせめて盗み出された日とか、養父母に引き取られた日にして欲しくないですか。ちなみに盗まれた日から考えると、生後7〜8ヶ月くらいで連れ出されたということになりますね。はあほんと。

でも盗んだのって誰だったんでしょうね。しかも何の意味があってこんなことをしたんだろう。ルシス側の人間がやったってことは、やっぱり偵察に入ったものの見るに耐えなくなってどうしても助けたくてやったこと、っていうのが一番可能性としては高いのかな。そう考えると養父母とうまくいってなさそうだったのが気になりますけど。あ、盗んだ人は帝国に殺されたかな。

そして出生の秘密を知ったプロンプトは自暴自棄的になります。途中、アラネアお姉さんに叱ってもらったり、自分が必要とされていたことを思い出すなとして立ち直り、帝国へ……。という流れ。よかった平和に終わっ

クレジットの映像、なに????

捕まってた時の映像で普通に泣いた。でもまあこれは助かった時の映像だからね、もうこれ以上心が傷つくことはな……

生まれとか関係ねえ国にしようぜ

ノクトがプロンプトに詫びて、それから言った言葉がこれ、これですよ。一緒に作ろうぜっていうの。そういうルシスを作りたいって。

ノクトの優しさがすごい詰まった言葉なんですよね。意を決して真実を告げてくれたプロンプトに寄り添う言葉でもあるし、戦争が終わっても国の中に敵対感情は残るだろうし、そういう時にプロンプトが傷つかないようにしたいという思いも感じられて本当に優しい。友達のこと好きなんだなって思う。

この状況でプロンプトにかけてあげる言葉として、これ以上いいセリフってなくないですか?

まあ、そんなルシスを作る未来はないんですけどね……

もうふざけないでほしい……。

 

 

エピソードイグニス

つらい、こんなことってある?

イグニスがオルティシエの地点でノクトの死の未来を知ってしまったのつらい。どれだけ、どんな思いでノクトの側に居続けたんだ。どんな気持ちで、どんな。ノクトが王になっていくにつれ、嬉しい反面地獄のような気持ちを味わっていたかと思うともう、私は。

ノクトがクリスタルに取り込まれた時、一体どんな思いだったんだろう。どんな気持ちで、何もかもを受け止めて笑いながら進んでいく友の背中を見送ったんだろう。もう嫌だ。どうしてこんな、こんな……。最後の夜、出会った頃と同じように笑って両手で握手してくる手の温もりに、一体何を思ったんだろう。つらい、こんなのつらすぎる。

自分の視力を犠牲にしてでも守りたかったものが、世界の運命のために死への道を歩いていくのを止めたかったよね、そうだよね。旅はここまでにしないか、その言葉に一体どれだけの思いがあったんだろう。例えどんなに辛かろうと苦しかろうと、自分に降りかかる全てを受け止めて進んだ先にあるのは死ってわかってて。ノクトを止めないわけがない。行ってほしくなんてなかったよな、そうだよな。それは世界のためであり、止めてしまえば死ぬ人が山のようにいた。自分一人のエゴで世界の崩壊を進める真似もできない。だけど、前に進んでいくのを、それでもきっと止めたくて仕方なかったんだよな。どうして、どうしてこんな。

イグニス、ノクトの姿を見ることができなくて、どれだけもどかしかったのだろう。いつかいなくなってしまう友の姿を目に焼き付けることさえできないのはどれほど悔しかっただろう。もう嫌だ、どうしてこんなことになったんだ。

楽しい話をします。共闘相手が白っぽい服装をしている経験がなく、また氷属性攻撃を放つと敵が凍り白くなるため、私は

レイヴスを50回くらい殴りました。

敵かと思った。ごめんね(๑>◡<๑)☆

お兄ちゃん死体じゃない状態なの久々ですごくよかったですね。神凪も王のために死ぬ立場で、そんな運命さえも受け止めて進もうとする妹を止めてやりたかった側の人間なんですよね。王となる道行をそれでも止めなかったイグニスと、神凪の役目を全うしなくて済むように全力で止めようとしたレイヴス。逆なんだよな。レイヴスだって死ぬことさえなければ本心では背中を押してやりたかっただろうし、イグニスだって可能性さえあれば全力で止めてただろうし。もうほんと……。少しの間でも愛する人の隣で笑っていて欲しかった、と語る兄の切ないこと切ないこと……。

てかもうなんか世界夜のままでよくないですか。

困る?困らないって。ツイッターでも言ってたけど。みんなでシガイ食べて生きればいいんだよ。食べれないと思います。イグニス、シガイの料理法絶対に考えてたでしょ、ねえ。

〜イグニス先生特製シガイディナーフルコース〜

とか作ってればいいよ、もうそれでいい。それかもういっそ六神食べようぜ。リヴァイアサンとかリヴァイアサンとかリヴァイアサン。唯一食える見た目じゃん。魚類。いや多分食えるよウナギみたいだし。イフリート直火焼きで蒲焼きにして食おうぜ頼むわイグニス。ラムウおじいちゃんはノクトに超優しいのでいっしょに蒲焼き食べようね。タイタンもバトルは鬼だったけどリヴァイアサンから守ってくれた側だから一緒にどう?あ、シヴァもといゲンティアナも蒲焼き食べる?いやまって、リヴァイアサンあのフォルムだとトビウオかな?えぇ……、じゃあ味噌汁にする……?トビウオのダシを使ったつゆ仕立ての特製親子丼とか……?具はシガイ使えばよくない?ほらノクト親子丼好きだしな。私も好きです。

よしこれで食糧問題は解決。次はなんだ、指輪か、指輪。

指輪は埋めます。

埋める。地層深くに。二度と出てこないように。

それと

イグニスにクソリプ飛ばしたのでバハムートはブロックします。

これで平和なルシス。親子丼はあげません。蒲焼きもあげません。

って思うじゃん?思ったじゃん?

思ったよね私も思った。思ったらなんか追加されたじゃん

なにこれ!!!!

なにこれ!?!?!?!?

ねえイグニスがアーデン倒した!!!!!!!!!!!!

すごい……、失明フラグへし折った……、へし折った…………、イグニスかっこよ……、もうなにこれ……、イグニスほんまかっこよ…………

でもノクト自分の意思で吸い込まれたどうしよう幸せになれ、この展開知ってる助けて、まって、俺たちは常に胸を張って、俺たち、お前たちじゃないしレイヴス生きてる、剣くれた、生きてる、死体からの強奪じゃない……、俺たちは、俺たちは……胸を張って生き、いき……、明日がある、ノクトに明日が、明日がある……、ノクトが、ノクト、朝の光の中にいる、ノクトが、ねえ、笑って、光の中で、あの……、助け……

以上、私がリアルにゲームしながら書いたメモでした。可哀想に。

バハムートてめぇノクト生かしたまま力つけさせること出来るなら最初からその選択肢を提示しろや

やっぱり親子丼も蒲焼きもあげません。なおイグニス失明しなかったのに蒲焼きにされるリヴァイアサン。いやリヴァイアサンは許せねえでしょ。

っていうかイグニスの覚悟を受けたノクトが精神的に成長した+イグニスが結構アーデンのHP削ってくれたのコンボで命を賭けなくても良くなったのかなと思われるんですけど、だからって本編でノクトに命かけさせた理由にはならなくないですか。なんなんですか。出来るなら最初からやれや。六神のくせしてよぉ!!!!そもそもお前らアーデンが闇堕ちする前何してたんですか?止めろよ全力で。何選ばれし王出てくるまで放置プレイしてたんだよ。特にイフリート。なにお前寝てんの。ふざけんな、止めろよ全力で。

てか思ったんですけど、ルーナが死んでるのであの世界で神凪の血を引いてるのレイヴスしかいませんよね。待ってひどい……、マジで女っ気がない……。ひどい……。王に傅く家臣が全員男だし王を支える神凪ポジションも男……、ひどい……、ひどくむさ苦しい……

 

 

最初から辛いですけど、やっぱ辛ぇわモードなのでクソみたいな話をします。

15のメンバー、男ばかりなのでちんちんのことを突如「おたのしみスティック」と呼ぶのがブームになりそうですよね。ノクト!おたのしみスティックを仕舞え!って怒るイグニスと笑い転げるプロンプト、悪ノリしてくるグラディオ。いつまでもそういう4人でいてくれ。

 

 

エピソードアーデンの感想

バハムートお前ほんとにクソリプおじさんだな

ノクトに対しては「ノクトくん😚😃✋😄元気かな(笑)ノクトくんは真の王💗❗世界のために死んでくれるよね💕😃☀ (^з<)」って言ってきてキレたし、

イグニスに対しても「イグニスくん、指輪✋💍付けてガンバってるね❗️😉だけど、おじさんから残念なお知らせ🎵(^з<)😄なんと、イグニスくんの大好き😘(^з<)❗なノクトくん(^o^)世界のために、死んじゃう😇ゴメンネ‼️」って言い出したから殴りそうになったし、

アーデンにも「アーデンくん、オッハー(^з<)😚❗😍死ねない体質のことで、悩んでるって聞いたよ😃☀ 😘じつは、真の王に殺されないと、死ねないんだ😃💕😃♥ こういうの、生贄っていうのかな⁉️ガンバってネ(^_^)😃😘」

って言い出したのでマジで最悪でした。

ノクトに対して「お前が真の王として死なないと世界救われないからな」って言ってて、アーデンに対して「お前は闇を振りまいて真の王に殺されるのが仕事」って言い出すの酷すぎませんか、ねえ。神がアーデンにクソみたいな役割押し付けなければノクトが死ぬ必要皆無だったし、クソみたいな役割押し付けられて破滅したアーデンの人生どないしてくれるんです????????

てか初代ルシス国王として選ばれたのってほんとはアーデンだったみたいですけど、王になったところで結局最終的には真の王が出てきて彼を殺してたわけですよね。アーデンの運命って闇を振りまくことなのは変わらないですよね。だったら最初から王に選ばなければよかったのでは……?そうすれば弟との確執も生まれなかったのでは……。弟との確執を利用して闇堕ちさせたかったのだとしたら神の性格最悪すぎる。人の心がない。人じゃなかった。

なんかもう真の王制度って何????

神々、星をなんとかしたがるわりには何故か人間を通してしか活動しないのなんなんですかね。人にちょっかい出せるなら星も救えませんか。神凪としか会話したくねえってスタンスだし、そのくせリヴァイアサンは話聞かずに暴れるし、なのにバハムートだけ人間にクソリプ飛ばすし、自力でどうにかしてもらえませんか!?!!?!?ってなりますね。神々に選ばれた人間の末路が揃って最悪なので……。ほんと……。

必要な時には人間に力を貸すけど、人間に過剰な介入もしてこないラムウが神として一番まともなスタンスだと思う。ルシス国民1万人に聞いたまともな神ランキング、ラムウおじいちゃんとゲンティアナさんが毎年ツートップでしょ。次がタイタン。リヴァイアサンとバハムートが毎年最下位争いしてる。絶対インソムニア焼いた前科持ちのイフリートよりも下。

っていうかアーデンの役目なに????必要あるそれ、なくない????????神絶対「やばーいうっかり闇をばらまく寄生虫作って落としちゃった〜!!吸い取れる人間つくろ〜!」とか「人間の調整ミスった〜〜!真の王とかいうの作って殺してもらお〜!」みたいなノリでやってません????????

あ、ゲームとしてはよかったです。めっちゃ狭い範囲とはいえオープンワールド的なインソムニアの街中マップを縦横無尽に動き回れたり、装備買えたり、わりとこだわって作ってるのを感じました。粒子状態になってススッと上に下に動けるのも新しくて楽しかったですし。というかDLCどれも一つのゲームとして遊べるように作ってあったのでわりと楽しくやれました。 

あとは全体的に神たちに腹立つ感じでしたね。神は人のことなんて知ったこっちゃないからこそ残酷な運命や役目を強いてくるんでしょうけど、これはあんまりでは?ってなるんですよ、ノクトもアーデンも。なんやねんバハムートのクソリプ

でもやっぱり一番ムカついたクソリプはイグニスにノクトの死の運命を教えたことですね。アレを踏まえての正規ルートマジで気が狂いそうなほど辛かったんですけど。マジで。ふざけないでほしい。イグニスも怒って正規ルート殴り壊したじゃん。どうしてくれるんだ。最高。

 

あ、イグニス正規ルート破壊で思い出したんですけど、

ノクトが生きて幸せになれるDLCの開発中止した事実いつまでもキツい

ですね。私たちが幸せなノクトの姿を見る未来は永遠に訪れない……。

ただ、私はあの結末が好きな闇属性オタクなので、ちゃんと開発されてたら生存ルートで失われてしまうものがあるのもそれはそれで残念だなあというお気持ちですが。

 

DLC全部やってきましたが、グラディオとプロンプトは本編入れてもよかったんじゃないかな……って思います。書いた通り。アーデンとイグニスのは、二人に比べるとわりと本編補完エピソード!って感じだったので単品でもアリかな。あ、でもイグニスからノクトへの愛情とか、アーデンも神によって死ぬべきと選ばれた生贄だったことくらいは本編で説明しておいた方がいい気がします。そういうツッコミをしたいところはありますけど、でも楽しめたので普通によかったです。

あとまあ単純にエピソードイグニスがほんとになんかパンチ強すぎてどうしていいのかわかんないですね。ノクトへの愛情だけで正規ルート壊したイグニスやばい。生存ルート開拓しててつよい。

 

 

おまけ

ブラザーフッドも見返しました。ノクト編がカエムに着く前の話だったので吐きました。行かないでほしい。あまりにも行かないでほしい。泣いてる。

 

以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リヴァイアサン

人の心がない

買って一年放置していたFF15の感想記事です。 

 

リヴァイアサンと誓約したっただけなのにどうしてあんなことになってしまったんでしょうか。キレそう。

タイタンは何だかんだ倒せてよかったってなった。ラムウはいい神だったので石碑触っただけで協力してくれた。シヴァは服を着て欲しいし、イフリートは実質ラスボス戦だった。バハムート、バハムートはちょっと会話の内容がキツくて何も思い出したくないです。本当に嫌。

いや、リヴァイアサンもタイタン系で戦闘かーやだなーってなった。でもこれを倒せば十数年ぶりにノクトとルーナは出会えるんだと思ってた。

思ってたよ。

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あ、これは私が選んだ写真です。記事のサムネにしたかったので貼りました。つらい、本当につらい。

写真を選ぶ意味がわからない人は今すぐ写真を選ぶところまでプレイしてください。そして私と同じ感情の地獄に落ちてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リヴァイアサン後の展開から語るにはあまりにも辛いんで、先に平和だった頃の思い出話をします。

私は平和な日々に時間を割きすぎた。

 

まず私、このゲームドラクエ11と同じ日に買ってたんですよ。2018年の12月に。

ドラクエ11くんの中古価格の半分以下の値段で売られていた新品をね、買ったんです。2000円札でお釣りがくる値段。

耳に入ってくる世間の評判もアレだし、値段が意味わかんないくらい崩れてるし、やっぱ辛えわって言われてるし、マジで全く期待せずに買いました。そして1年弱放置。なんで買ったんだって言われそうなんですけどね、私とFF15くんには色々あったんですよね。

まず最初の出会いは小学生の頃。この作品がまだヴェルサスⅩⅢと呼ばれていた頃でした。

当時、ちょうどFF7に端を発する頭のおかしい状態に陥っていたのは前回の記事読んで貰えばわかると思うんですが、そんな状態の真っ只中に発表された作品は、一つ前のⅩⅡと違い厨二病の心をこれでもか、とくすぐるステキなキャラデザをしていました。しかも主人公、顔がいい男。

おっ、気になるじゃん?

これが全ての始まりでした。

今ひさびさに検索したんですけど、この頃のノクトめちゃめちゃ童顔だしめちゃめちゃ可愛い顔してますね。

 

月日は流れ、私はある時FF15の記事を目にしました。どの媒体だったか綺麗に忘れたんですけど、その時の記事はノクティス王子役の声優が決まった、という内容。鈴木達央。あっ知ってるこの人、名前が難しい人だ。そんなことを考えながら、何気なく目にした記事。私は思いました。

あれ、これヴェルサスⅩⅢじゃね?

知らん間に名前が変わってた。なんだこれ。そういえば、アギトっぽいものが零式とかいって売られてんな……、そういえば13もうとっくに発売してんな……、パルスのファルシのルシがパージでコクーン。知らない間にヴェルサスⅩⅢは頓挫していました。ウケる。ちなみに私は15になってグラが変わった時「前の方が良かったな……」と思ったんですよね。今ですか?今は、ありのままのノクトが好きだから……。はは……。あとヒロインも、記憶ではステラだったはずなのに、知らねえ間にルナフレーナとかいうキャラに変わってました。ははは、意味わかんねえ。

若干のスッキリしない気持ちを抱えつつ、それから私はゲーム自体から離れて行きました。そしてまた月日は流れ、私はその時、手の施しようのない声豚になっていました。当時私が推していた声優は、鈴木達央さん。はい。そうですね。もうおわかりですね。私がなんでこれ買ったのか。ぶっちゃけ出会いから説明しなくても、誕生日おめでとうだの結婚おめでとうだの言いながらめんっどくさい記事書いてるので、分かる人にはモロバレだとは思ったんですけどね。ヴェルサスの話をどうしても書きたかったので、無駄に最初から書きました。だってヴェルサスほんとにやりたかったんだもん。玉座に座るノクトの雰囲気ほんと好きだった。でも今は、玉座に座るノクトの姿、見てらんないから……、ほんと……、もう……。

そういうわけで、私はどうやっても15から逃げられなくなりました。まずは私は発売前に公開されていたアニメを全話鑑賞し、映画の特番があればチェックし、きちんと買うつもりで展開を追い始めました。

FF15もあって、FF7のリメイクもあるらしいし、ドラクエの新作も出すらしい。よーし、PS4買わなきゃ!

そう思っていたんですが、学生時代、あまりにもお金がなく、結局就職してはじめてのボーナスPS4を買いましたとさ。

だから2018年の12月に買ったんですね。めでたしめでたし。

 

 

長い前置きでしたね。

で、かくもどうでもいい紆余曲折を経て購入したわけなんですが、前述のとおりめちゃくちゃな評価を反映したような価格だった上に、なんかパッケージの中にスタッフの陽気な寄せ書きが入っていたので思考が停止しました。

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加えてこれだったので、期待したら負けだなと思ってしまい、最初のStand by me聞いて、ハンマーヘッドうろついてその日はプレイを終えました。その足でドラクエ11を始めてしまい、以降は皆様のよく知るところです。

そんな因縁の作品に今更手をつけたのは、FF9を購入し、もういよいよ何か一つFFもクリアせねばと思ったからでした。私は6〜9とこの15を所持していますが、何一つクリアしていなかったんですね。ウケるね。というわけで白羽の矢が何故か15に立ったわけです。

 

 

 

ガリアのフロントガラスを粉砕する日々

なんだかんだ言いつつもガーディナまではプレイしていたのですが、まあ移動が面倒くさい。歩きたくない。なので私は揚々と車移動で金を稼いでいたのですが、その道中でガリアのフロントガラスをバッキバキに割りました。もうだめだ。このゲームめんどくさい。つらい。なんかご飯作ってくれたり写真撮ってくれるけど別にキャラにそんな愛着ないし……。

てか地名が難しいし……、全然わかんない……。ルシスってノクトたちがいたところ?じゃないのか、インソムニア……、わからない……。ランガウィータとハンマーヘッドの区別がつかない……、つらい……、わかんない……。

 

 

父親の死、そして

ガーディナのイベントを淡々とこなしていたんですが、王都インソムニアが調印式の最中に帝国により襲われ、ノクティスの父が命を落としたことを知らされてからの展開で、私の気持ちが少しずつ変わりました。

それまでのゆるりとした旅から一転、少しの緊張感が走ります。取り乱すノクト、諌めるグラディオ。騙されての襲撃ではなく、王都で帝国を迎え撃つつもりだった父の意図を知ったノクトの慟哭。自分が息子の顔を見られる最後の日かもしれないと、王ではなく父として、笑ってノクトを見送ったこと。

このゲーム、暗い話とは聞いてたけど、もしかして意外としんどいのでは?

 

 

とりあえず、チョコボ乗るか

少しずつ辛い展開を迎えつつも、やっぱり旅はゆるゆると続いていきます。展開は辛いけど、こうやって仲間と一緒に過ごして、なんだかんだで国も世界も救っていくんでしょうね。婚約者のルーナともいい感じで結婚してハピエン。なるほどね。

などと考えつつ進めていたこの辺りからシナリオが気になってきていました。あと「もういい加減にクリアしておきたいから集中してプレイ!」と決めていたんですが、それも功を奏したのかもしれませんね。あれだけなかったやる気も少しずつ顔を出し始めていました。

チョコボに乗りたがっていたプロンプトのため、なんかでっかい野獣の討伐へ赴きました。ベヒーモスだっけ。30回くらい死にかけたりもしましたが、なんとかチョコボに乗れるようになって。そうしたら、なんか少しずつプロンプトが可愛く思えてきたんですよね。マジでどうでもよかったのに。チョコボにはしゃぐ彼の明るさが、なんだかとても可愛いんです。ノクトはノクトでチョコボにめたくそ優しいので、なんかこう、あれ、この関係性かわいいな?と思うように。気づけばチョコボを乗り回し、グラディオが拾ってくれたハイポーションをがぶ飲みしながら食材集めに奮闘する日々が始まりました。夜はキャンプでイグニスにご飯を作ってもらい、下手な戦闘でも「ノクトつよー!」と褒めてくれるプロンプトにニコニコし、トレーニングでひたすらグラディオ相手に戦う練習をして。何もかもがすごく楽しくなりました。

そういえば、ラジオからニュースが聞けるんですね。ある時ルナフレーナ様が着るはずだったドレスに花を手向ける人々というニュースを聞いてしまってから、心がキュッとなりました。結婚して幸せになるはずだったのに、とドレスへ手向けられる花々。想像しただけで美しく、そして切ない光景。

私、このゲーム好きかもしれない。

 

レスタルムでドライブを

そういうわけで、旅をエンジョイし始めた私。プロンプトかわいい!を連呼しながら順調にレスタルムまで進めていきます。

さて、そろそろいい加減に触れないといけませんね。アーデンです。ガーディナで出会った怪しいイケオジは、ここでも再度登場します。「ドライブしよう」そう誘ってくる彼の意図はどこにあるのか、ガリアをどこに乗り捨ててここまで戻ってきたのか、そんな疑問が頭の中をぐるぐると回っていきます。結局どこからともなく生えてきたレガリアを運転したんですが、チョコボポストの前でUターン失敗してフロントガラス粉々に砕いた腕前なので、アーデンに「ぶつけないでね?」と言われて困りました。イベントはぶつけずに終わったんですが、今なら追突してやりゃあよかったかなと思わなくはないです。あっ……、でもレガリアを粗雑に扱いたくはない、かな……。

この頃のアーデン関係一番印象に残っているのは、イグニスの責められているようという言葉でしょうか。イグニスが語ったこの言葉、耳にした当時からすごく記憶に残ってたんですけど、クリアした今その言葉を思い出しながら、ああ……、なるほどね……ってなっています。

 

 

ねえノクト、泊まっていかない?

プロンプトはわりとよく話しかけてくれて、誰の写真撮る?とかここの写真撮りたい!とか言ってくれるんですけど、ある時泊まりたいって言われたんですよね。

私この頃にはもうプロンプト可愛くて仕方のない状態だったので、いいよって即決して近くのモーテル入ったんですけど、もう……、なんかもう……、今思い出してさめざめと泣くような感じの会話イベント挟まったんですよね……。

何か言いたげで、でも言葉にすることができないプロンプトの、普段とは違う表情。この子は何か複雑なものを抱えているのかもしれない。そう思わされたイベントだったんですけど、ここでまさか中の人目当てで見たアニメが活きてきたんですよね。二人の出会いは小学生の頃、という事実を知っていたので、あっ!知ってるぞ!って。

このイベントめちゃくちゃ大好きなんです。全部知った後に思い返すとひたすらに苦しい。ただ、ここからこのゲーム面白いけど大丈夫なんだろうかと思うようになりました。いくら無料公開しているとはいえ、アニメ見てないと微妙に意味わかんない会話したり、この意味ありげなイベントの発生条件が全く不明だったりするので。大丈夫か、これ。

 

 

料理を手伝って欲しい

同じく謎の条件で発生したのはイグニスとの朝食作りのイベントでした。作れるようになっていたほうがいい、なんて言いながら、ある日突然息子に料理を教える母親のような妙に不吉なフラグっぽさを醸し出してくるイベントでした。実際フラグというか、まあね…………ってなりました。もうイグニスの話これからどんどんしたくなくなるので、ここいらで一つしっかりと……、って思うんですけど全然できない。ほんときつい。もうやだ。思い返し鬱。

この料理を手伝うことそのものって、単体で見たら何一つ意味ないしやらなくていいじゃないですか。だけど、こういうことの積み重ねがあればあるほどにリヴァイアサン戦後がキッツいことになると思うんです。そういう意味で、オルティシエまでをいかに過ごして、いかに愛着持つかで評価真っ二つですよねこのゲーム。今これを書きながら不意にそんなことを思ったりした。

 

 

カップヌードル

プロンプトもイグニスも、直接は関係ないけど後々になって思い返すときっつい気持ちになるイベントだったのに、グラディオだけカップヌードル作るイベントが発生したので最高に意味わかんなくて笑いました。

好きな具を突然聞かれて狩りに行こうぜ!って言われるの、マジで意味わかんない。私は謎肉が好きです。なので肉乗せカップヌードルができました。

何もかもが起きてしまった後、犬呼んでルシスに戻って肉乗せカップヌードルを作って食べ、スポンサー企業である日清食品の製品をべたべたに褒める愉快なセリフを聞いた時、私は思わず笑いながら泣いていました。

どうして、このままで最後まで行けなかったんだろうね。

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ちなみにこれはそれっぽく撮った写真です。

 

 

ウエディングドレスと水の都

オルティシエ、めちゃくちゃ美しい街でした。CG技術はこういうことに使わなきゃと思わせてくれる感じの、現実では絶対にありえないくらい綺麗な街って感じですごく良かったです。路地裏は汚ねえのがリアルでしたが。

この街で一番印象に残っているのは、やっぱりルーナのウエディングドレスでしょうね。幸せの象徴だけあって、ここでの仲間たちの会話も心なしか幸せの匂いがするんです。全てが片付いたらまた式をしよう、新郎の衣装も楽しみにされてるぞって話をしているうちに、そんな未来が来て欲しいなあと思うようになっていて。

そういえば、所持しているタイトルのせいも多分にあるかと思うんですが、FFって結局は恋愛!ってところに落ち着く印象があって(8とか……)そこが実のところ苦手だったんですよね。男女の恋愛だけじゃなくて、仲間同士の絆とか、友情とか、そういうものだってきっと育まれるはずだし、それらは決して恋愛感情に劣るものではないはずなのになぜか恋愛が至上!みたいになっちゃいがちというか。なんかすぐ同時多発カップル発生するし。そこがどーーーにもスッキリしなくて。例えば7なら、正直エアリスとティファがいればおおむね話は進むじゃないですか。そこがちょっと悲しいというか、他の仲間たちとクラウドとの間に生まれたものが何もなかったような感じしてちょっと切ないんですよね。まあそういう親しくなれるような間柄じゃない人が大多数だったけどさ……。

今回15をやって最も評価できるなと思ったところ、仲間も家族も恋人も全部を蔑ろにしてなかったなと思えたところなんですよ。ノクトはわりと満遍なく全員に気持ちを向けていて、そこがやっててすごく嬉しかったです。いらない子がいない感じがして。ノクトって人付き合いがめちゃめちゃフラットなので、お前ほんとに王子か?って思うと同時に、お前それ王子じゃなきゃ許されねえぞ!みたいなところが混在してて、よく見るとわりと面白いキャラクター造形してると思うんですよ。めっちゃ好き嫌い別れるタイプですけど。

話逸れちゃいましたけど、オルティシエのドレスやそれを見た仲間たちの会話にこの作品の魅力が光っていた気がして印象深いなと思ったりしました。

 

 

リヴァイアサン戦のそのあと

ここまでかなり時間をかけてプレイしてきました。みんなが好きになって、みんなとハッピーエンドを迎えたいなって思ってました。ノクティスとルーナはあの日できなかった結婚式を挙げて、新たな王として即位した親友を守るのは参謀のイグニスと将軍のグラディオ、そんなかつての旅の仲間を、どこか誇らしげな気持ちでカメラに収めるプロンプト。そういう光景を願ってたんですよ。

それなのに、ルーナが命を落とした。

正直にいえば彼女は死ぬだろうなとそんな気がしていました。FFって、こういうミステリアスな力を備えた世界に選ばれた少女の命を脅かすの趣味(偏見)だから。ショックだったし悲しかったけど驚きはしなかった。切ない気持ちだけを抱えて、ノクトの夢でほろりときて、それで目を覚ましたら。

地獄が口を開けて待ち構えていた。

 

 

 

イグニスのこと、仲間のこと

前にレスタルム近辺をドライブしていた時、イグニスの視力の話になったんです。見えないわけじゃないけれど、はっきりとものを見たいから眼鏡をしているって。そんな話を聞かされたんです。彼の目が、物を見ることができなくなった時。不意に思い出したのがこの会話でした。どうして、どうしてこんなことに。

この失明したという事実もかなりショッキングだったんですが、それ以上にキツかったのが、彼の失明に端を発するグラディオとノクトの衝突と、その後のダンジョンでした。愛する人を失ったショックから立ち直れず、王としての責務に向き合えないノクト。そんなノクトが王としての自覚を持たないことにイラつくグラディオ。

ノクトはそもそも、突然父親を失って、王になれと言われた身。動揺し、戸惑いながらもルーナの手助けを受けつつなんとか王になるための道を、ゆっくり少しずつ歩んでいる途中。そんな最中に、心の寄る辺としていたルーナを失ったノクトがどれほどまで辛かったことか。王としての責任を頭でわかっていても、心がそれについてこないことは想像に難くなくて。

一方のグラディオは、仲間が傷ついたことを誰より現実的に受け止めているなあと。こうして誰かが傷ついていけば、傷ついた誰かが命を落としてしまうかもしれない。そういう怖さを誰より理解していて、だからこそ一刻も早くノクトにその怖さを知ってて欲しかったんだろうなと思うんです。足を止めたらそれだけ傷つくリスクは増える、死んでいく可能性が高まる。ノクトに王としての自覚を促し続けたのは、そういう気持ちがあったんじゃないかなあと思ったりするんですよね。

ただまあ……、マジで怖かったよね……。グラディオのチクチク刺してくるキレっぷりがリアルだし、グラディオにチクチク刺されて怒ってるノクトの八つ当たり感がもう……。少しでもイグニス置いていこうものなら後ろからめちゃめちゃグラディオにキレられるし、発電機二箇所あるとか聞いてねえしって怒ってるノクトすげえイライラしてるのがわかる……。全然関係ないんですけど、ここのグラディオのキレかた、怒らせたうちの母親にマジで似てたし、ノクトのリアクションがまんま自分のとる行動だったので最悪でした。

ちなみに先日の特番で鈴木達央氏が収録中ほんとうにギスギスしたと言っていましたが、マジでほんとうにギスギスしたんだろうなあと納得するくらいガチな演技なので是非聞いてください。死ぬほどどうでもいいことにさえ腹立って仕方ないのがわかる。すごい生々しさ。聞いてて体調が悪くなります。

ただ、このギスギスよりも本当に心にきたのは、イグニスを連れてダンジョンへ向かう道のりだったなあと思います。ゆっくりゆっくり歩いても、戦闘等で距離が離れてしまう瞬間があろうものならグラディオにめちゃめちゃ嫌味を言われるのもまあまあ辛かったんですが、それ以上に今までのように歩けないイグニスの姿が辛くて辛くてたまりませんでした。何度も転んでその度にプロンプトが助け起す姿、戦闘中、何もできずにフラフラと動いて足をもつれさせている姿。今までとあまりにも違う動きが、とにかく心にきました。その上、ダンジョンは極端な高低差があるマップ、太い木の根が露出し膝まで水に浸かっているような場所が大半で足場が最悪、かつ何度も同じ場所往復させられるという、何を考えてこんなものを作ったのかと言わんばかりの極悪な仕様。

このゲーム作った人、人の心ないの?

 

 

途中下車の旅

それでもようやく和解して前の距離感に戻りつつあったのにさ、何が起きたと思う?

プロンプトが連れ去られました。

ギッスギスなグラディオとノクトの間に立って、ずっと今までのように明るく振る舞い続けたプロンプトが、誰よりもイグニスのことを気遣っていたプロンプトが。パーティーから抜けていなくなってしまった。しかもノクトが幻覚見せられてしまい、プロンプトのことをアーデンだと思い込んで列車から突き落としちゃった。もう最悪だ。

イグニス失明の流れで散々にキツい展開とキツい演出を口に詰め込まれ、FF15を全く信用できなくなった私は、プロンプトが本当に五体満足で救出できるのかどうかで吐きそうになりました。どうしよう……、再会したらシガイ化していて自我失ってる状態で戦闘させられるとかだったらどうしよう……。やりかねない……、このゲームならやる……。

そういうわけでニフルハイム帝国に突撃するんですが、この時にレガリアが廃車になっちゃうんですよね。ガードレールに突撃してフロントガラスばきばきに割ったり、間違って攻撃してボンネットに傷入れたりしましたけど、とうとう壊れてしまうんですよ。そんな愛車に対してノクトが「ありがとな、親父」っていうのがグっときました。絶対勝とうな、勝ってみんなで笑って明日を迎えような。

 

 

再会したら、死体でした

あ、プロンプトじゃないから安心してね。

ここで少し話は逸れるのですが、私はめちゃめちゃ銀髪が好きです。とても好き。しかも敵だとなおよし。というわけで、ルーナのお兄ちゃんであるレイヴスがとてもとても気になっていたわけです。ことと次第によっちゃ推しちゃうぞ〜!!!!みたいな気持ちでいたわけです。

だってわざわざ帝国について、しかも将軍までして、その上レギスの剣まで持っているっていうじゃないですか。あーこれは敵対しつつも複雑な事情があり、最後にそれを吐露しつつノクトに剣を渡して死ぬんだな!って思ったんですよね。プレイした人、思いませんでした?思ったよね?なんで、そこらへんの事情とかバトルとかによっては好きになるかもな〜とか思ってたわけ。次の再会を楽しみにしてたわけ。したらどこで再会したと思う?

プロンプト救出のために入ったよーわからん縦に長い建造物の最下層

しかもね、死んでた。死体でした。再会したら!!!!死体!!!!!!!!!!!!しかもなんであんな複雑な感じだったのかはイマイチわからずじまい!!!!!!!!一応落ちてたルーナへの手紙でお察しできるくらい!!!!!!!!!!!!

びっっっっっっっっっっっっくらこいたよね。マジかよと。インスタント殺害にもほどがあると。したらまあ、出てきたよ。この後。シガイ化して……。マジでやりやがった……。プロンプトじゃなくてよかったけどよくねえわ……、マジでやりやがった……。

サブキャラも魅力的なんだから、ちゃんとエピソードを作って!?!?!?作り込んで!!!!????!!!!

 

 

プロンプトのこと、魔導兵のこと

寄生虫が原因で普通の生物がシガイ化してしまうこと。そのメカニズムを応用し人為的にシガイや魔導兵を作り出していたこと。素体として人工的に生み出された人間が使われていたこと。生み出された人間は意思を持つことさえできず、腕に番号を刻まれ管理されていたこと。そして、プロンプトはニフルハイム帝国の出身であること。

プロンプトを助ける道すがら、アーデンから聞かされた話で、否が応でも気づいてしまったんですよ。プロンプトが、魔導兵の素体として生まれた人間であることを。だから、あの夜君はあんなに何かを言いたそうにして、だけど言えなくて笑っていたんだね。だから、あんなにいつも屈託なく笑うのに、あの時とても苦しそうだったんだね。

私、プロンプトを助けた時にどんな言葉が返ってくるかなって思ってたんですけど、全ての予想を裏切る回答で泣いちゃったんですよね。ノクトに大丈夫だよって言いたかった。ですよ。泣くでしょこんなの、なんで。ねえなんで。書きながら泣いているのでそろそろ瞼が痛くなってきた。

 

 

バハムートお前さあ

ここまで散々辛い展開を乗り越え、プロンプトも無事に助かったのでさあアーデンぶん殴って世界救うぞ!ってなってたところにさあ、バハムートお前さあ……、なんやねんその世界のために力蓄えろ、ただしお前は死ぬとかいう最悪の……、最悪の発言は……。

まあでも私の捉え違いかなって思ってたんですよ、言葉のね、認識の相違。命がけでやれ、くらいのお気持ちかなあって。流石にだってノクトが死ぬなんてことあっては……、あってはならないでしょもうやめよ……?ね……?

 

 

王都にて

気づいたら10年経ってノクトが老けました。クリスタルに取り込まれ、長い時間をかけて真の王たる力を身につけろと言われていたのですが、まさか10年経って老けるとは思いませんでした。その間に世界は崩壊し、朝の来ない世界になっていました。あれ……、なんか私がとち狂って死ぬほど記事書いてる某ドラクエ11でも似たような展開になって発狂したような……、あれ……、待って嫌な予感する……。

というわけで、アーデンのせいで闇に包まれた世界を救うため、再会した仲間たちと共に王都へ向かうわけです。仲間もみんなちょっとだけ老けてた。特にプロンプト。声がちょっと低くなってて笑った。マジか、そっか……。

てかなんだよこの王都。

知ってたけど!!!!知ってたけどめちゃめちゃ日本!!!!!!!!!!!!ファンタジーとは!!!!!!!!!!!!

仲間たちが懐かしそうにしているんですが、光景がどう見ても日本だし、地下鉄でしんみりされたので普通に笑いました。そっかあ……。

 

 

アーデンのこと

そろそろ触れておかねばなと思うので、最後の展開に触れる前に彼の話をしておきたいと思います。追加DLCまだやってないので、本編の中でだけの印象です。

一応、彼が本作のラスボス的存在になるわけなんですけど、なんとびっくり人の形のまま戦わせてくれます。マジか。人であるキャラが人の形をしたままでラスボスとして戦えるゲームを他に知らなかったので、わりと普通にびっくりしました。確かにまあ、戦って思ったんですけど迫力ないよね。なので人外にしちゃう気持ちはよくわかる。てか実質イフリートがラスボスだったよねこれ。みんなと戦える最後の敵だったし。だけど、アーデンについては安易に人外にしなくてよかったというか、シガイ化から人々を救えるという呪われた体質って設定的に人の形保ってないとなんだかな……、ってなりそうだったので、これはこれでよかったんじゃないかなと思います。迫力なかったけど。

それにしても、彼は彼なりに人々を救いたかっただけなのに、人々をシガイ化させる病を吸収できる体質故に恐れられ王の座に就くことができなかった設定にはなるほどなぁと思いました。だから最初から手助けしているようでいて邪魔してるような行動ばっかりだったんですね。真の王として覚醒したノクトを殺したいけど、そのためには早く覚醒してもらわないといけないっていう。めちゃくちゃ屈折してんな。イグニスが彼に対しての印象を語ったとき「責められているようだ」と言っていましたけど、そりゃあもうノクト見てて腹立たしかったでしょうね。父親死んで故郷が大変なことになったあとも2日間ぶっ続けで釣りとかし続けてたし。でも全然スキル伸びませんでしたわ。あはは。

ただ、最初からずっと怪しかったわりには打ち切り漫画のラスボスか?ってくらい後半になって勢いよく説明をしてくるのがちょっと面白かったです。もう少しどうにかできなかったんですかね。てか魔導兵とかの説明、煽りながらしてくれたけど、虚無感味わいながら一人で戦うのに忙しくてマジで頭に入って来なかった。タイミングが悪すぎるんだよな。あとアーデン、設定はしっかりあるくせに過去とか掘り下げとかマジで全然なかったんですけど、その辺はDLCでわかるんですかね。

 

 

ちょっと愚痴

最後の展開について触れるのが辛すぎるので、ここでちょっと愚痴書きます。とことん話を逸らすスタイル。

私はこのゲームのことがなんだかんだとっても好きになったので、さっき仕事中にDLCパック買ったし綾野剛出演の謎映画とかYouTubeで公開されてる謎アニメの円盤をゲオでレンタルしてきたくらいなんですけど、まあ……、評判悪いのもそうだよね……。っていう。

だってこのゲーム、

FFではないよね。

FFそんなにやってない私でも「これはFFではない」ってわかる。ファンタジー要素とは?ってなるもん。世界観は普通に現実的なので、ナチュラルに神がいて啓示を受けて、みたいな話をされると頭が混乱する。カップヌードル出てくるし。日清食品への接待みたいなセリフ出てくるし。私は普通に爆笑したのでいいんですけど、世の中には普通に怒ってる人もいてそりゃあそうなと思いました。そりゃまあFFではないよね。世界観ぶっ壊すよね。FFが好きな人であればあるほど怒りそう。私だってグレイグが突然チキンラーメンひよこちゃんについて熱く語り出したら解釈違いで死ぬと思う。嘘ですごめんなさい。絶対笑うし絶対好き。だめだ自分で想像して自分で笑ってる。チキンラーメンドラクエ11のコラボお待ちしております。

例えばドラクエってタイトル変わっても確かにドラクエと思わせる「記号」を散りばめるのが上手なんですけど、FFはそこが元から弱いのは否めないと思うんです。作品ごとに毛色が違いすぎるから。ただ、そこを考慮してもなお15は異端すぎるというか、魔女裁判で真っ先に吊るされて火あぶりにされそうというか。なんかそういうところがあるなって……。

全てのFFファンへ、みたいなこと言ってたけど、これファンであればあるほど怒りませんかね。私、今でこそドラクエ11をこの世の何より愛してるみたいな言動とか行動をキメますけど、最初の印象こんなオタク媚びしてるのはドラクエじゃないでしたからね。そう、11はめちゃくちゃ女オタクに媚びていた。今までの作品では考えられないくらいに媚びていた。自信を持ってそう言える。ただ、あの作品は同時に既存のファンへのご機嫌取りが恐ろしいほどに上手だったので評判がすこぶるいいんですよね。一方、(ほぼ)同期のFF15は、新規女性ファンの取り込みを狙っていると嫌がられ、肝心の既存のファンへの接待を凄く軽んじたが故に更に嫌われ、といった感じなのが可哀想にさえなってきますよね。下馬評だけで叩かれまくったせいか、スタッフが意固地になってんなって思ったりもしますし。

まあ下馬評だけで叩かれたのは普通に可哀想ですけど、メインキャラの造形がどう考えても男ウケ最悪ですもんね……。しかもパーティーに女の子いない上に、メインどころの女キャラがルーナ、シドニー、ゲンティアナ、イリス、アラネア、で終わるのがもう……。ほぼ全員とそんなに関われない。極端に男女どちらかにターゲットが偏ったキャラクター造形自体は否定しないんですけど、男女どちらにも媚びを売っておくべきFFという作品でやったらまあそりゃあね……、のお気持ちです。

でもなあ、今作の二度と戻らない思い出のあの日々みたいな雰囲気を出すには、中途半端に異性を含まないパーティーで恋愛色を抜くという判断は圧倒的に正しいし、そもそも下敷きにしてるスタンドバイミーが男の子4人が冒険する過ぎた日々の映画だし……。いい意味で男ウケ良さそうなもんなんですけど、ほんとにキャラがな……。私はめちゃくちゃ好きだけど、あっれはめちゃくちゃ難しいよな……。

あと、単純にゲームとしてどうなん?って思ったりします。特にプロンプト救出劇。あれほんとに最悪でしたもん。特に登りきったと思ったら一回落とされたところ。レイヴスお兄ちゃんの死体が出てきたあそこですね。あの演出考えたスタッフ出てこい。私はわりとクソゲーでも平気な体質なので、FF7のスピンオフガンシューティングゲーも3週くらいしたんですけど、その私をして早く終わんねえかな……って言わしめたここ、すごいよ。

ただでも、

先に鍵を回収してからドアに向かったら「なんだか順調だねえ(つまんなさそう)」

落ちているアイテム拾いたくて片っ端から小部屋を覗けば「そっちに行くと思ってたよ(嬉しそう)」

進み方わからなくてウロウロ同じところを往復していたら「どうしたの?迷った?(小馬鹿にしたそう)」

と、こっちの行動に合わせた煽りセリフを入れてくるアーデンは正直ちょっと面白かったので許してしまいそうになる。うるせえわ!!!!ってなって最高にウザくて良かったです。あと、そんなアーデンおじさんにいじめられながら進めるのも楽しいなと思っていたけれど、仲間と再会した時すごく安心したので、やっぱり仲間がいるっていいなと思ったのも個人的にポイント高かったです。

なんていうか、これゲームとしては及第点以下だし、シナリオも決して手放しでは褒められないなと思うんですよ。説明不足だし。シガイになるの寄生虫のせいだし、寄生虫の説明でマラリア原虫って単語出てきた時はわりと本当にどうしようかと思った。なんか神をも殺した人間がその怒りを買い、呪いのような運命を背負わされて云々とか言えばいいものをマラリア原虫ですよ。なんでだよ!!!!ファンタジー作るの下手か!!!!

ただ、感情の動かされ方がめちゃくちゃ好みで、一番気持ちよくなる方向に動かしてもらえるのでどうも憎めないというか……。この作品で描きたかったテーマも私がめちゃめちゃ好きなやつだし、あの終わり方さえも私はこのテーマをより美しく見せる方法だったと思って許容しているところがあるので……。

つまるところ

私の感性は全く一般向けではない。

 

 

写真、一枚だけ選んでいいか

私はこのゲームやってる間、わりと何回かグッときてたんですけど、もうマジでめちゃくちゃ泣いた。すっごい泣いた。ごめん今も思い出してちょっと泣きそう。

あのですね、あの、もう、完全に予想を裏切られたんですよ。写真機能はSNSでスクショ上げてもらって話題作りたいからだよなーって!!!!思ってた!!!!思ってたよ!!!!そしたらなんですか。本当に。なんなんですか。

ノクトがアーデンを倒して闇を打ち払うためには、己の命を捨てる必要があった。だから、ノクトが玉座の間に赴くということは、つまり今生の別れになるということ。それを踏まえて写真を持っていきたい、と言ったノクトにまず泣きました。はあまってこのための写真だったの、マジで、はあまって辛い……。

そしてプロンプトが撮ってくれた写真を一枚ずつ見ていくわけですよ。そしたら、グラディオが、イグニスが、懐かしそうに写真を眺めて語りかけてくるんですよ。楽しかったな、って。ここに来るまでの道中でも、キャンプをしたよな、夜更かしもたくさんした、本当に楽しかったなって話をしながら歩いてたんで、その地点でもう結構きつかったんですけど、ここにきて、ガチの思い出を見ながら語られて。もうだめで、私はひたすら「なんでこんなことするの!?!?!?製作陣に人の心はないの!?!?!?」と叫びながら写真を選びました。どうしても4人だけで写っている写真が良くて、でも、どうせならわざわざスポットで撮ったやつじゃなくて、プロンプトが楽しくなってみんなで撮ろ!って言ったみたいな、ちょっと構図が残念で、だけどとびきり楽しそうな写真にしよって決めて。つらくてずっと泣きながら、震える手で「この写真を持っていきますか」という問いにはいと答えたら……、イグニスが、イグニスが「皆で写っている写真を選んでくれてよかった」みたいなことを言ってきて、泣きすぎて正確なセリフが全く思い出せないんですけど、とりあえず写真の内容に触れられてもうダメでした。今書きながら泣いています。マジで。もうマジでイグニスがずるいんですよ、これから親友が死ぬってわかってて、それでもなんか、普段の穏やかなままで、特別なことなんも無い感じで。あー、ヤバい、ちょっとやばい。

 

 

 

で、一通り泣いてはあ終わったクレジットが始まるって思った瞬間何が始まったと思います?

今まで撮った写真が流れてた

マジでふざけんなって思った。

私の選んだ写真は全て、仲間と楽しそうに旅をしている日々のものを選んだんですよ。レスタルムで、カエムで、オルティシエで、いつでも楽しそうに笑ってるみんなの姿を選んだんですよ。自分で自分の首をめちゃくちゃに締め上げてしまった。こんなのあんまりだ。

さっきも散々語ったんですけど、このゲームっていかに仲間を好きになるかで評価真っ二つになると思うんですよ。私みたいにこの距離感いいな〜!だらだらおしゃべりしながら旅するの、楽しそうでいいな!みんなと写真撮るの楽しいな!って気持ちでやればやるほど、最後の演出で滅多刺しにされる。ふざけないでほしい。好きになればなるほどに展開に飲み込まれていく。ふざけんな。こんな気持ちになるなら好きになりたくなかった!!!!嘘!!!!こんな地獄が味わえるなら!!!!好きになってよかった!!!!!!!!

そして半ばキレながらクレジット見終わって、そしたらキャンプの映像になって、出発前夜にノクトが皆に気持ちを語るシーンが来るんですね。これ、ここカエムでシドのじいじが気持ちは素直に言え、って助言をくれるじゃないですか。シドもかつてはレギスと共に旅をした仲で、だけど喧嘩別れしてしまい、和解こそしたものの結局レギスが死ぬまで一度も会わなかったって言ってて。死んだら伝えたかったことも、汲み取ってやりたかった気持ちも、何もかもが届かなくなるっていうメッセージを聞かされてて、それでこの最後の最後でノクトの本音が出て来るんですよ。

やっぱつれぇわ

って。これ、字面だけ見るとチャラいしふざけてんの?って感じなんですけど、音声に乗って聞かされたら、これ、泣きながら言われるんですよ、泣きながら。本当は辛いって、死にたくないし皆と別れるのも嫌だって、そんな気持ちを乗せた一言なの。泣いたよね、泣いた。もういい加減にしてほしい。ノクトが死ぬっていう結末を見届けさせられた後にこのセリフ聞かされる身にもなってほしい。スタッフは人の心がない。

で、最後に

ノクトとルーナの挙式が見られます。

あのヴィヴィアンのドレスを着たルーナと、存命中にはついに見ることのできなかった婚礼衣装姿のノクティスが見られます。インソムニアの黒を基調とした玉座を花々が取り囲み、息子を頼みます、という父親のセリフが入り、寄り添う二人。微睡むように瞳を閉じたルーナの姿がタイトルの女性と重なり……。

うん、確かに私は二人の挙式が見たいって言った。ドレス姿のルーナが幸せそうに微笑み、礼服姿のノクトもはにかんだように微笑み、それを茶化すグラディオ、写真撮りながら自分のことのように嬉しそうに笑うプロンプト、弟のようなノクトが一人前の男として立っている姿を優しく見つめるイグニスという構図が見たかった。結婚式をして欲しかった。ルーナと幸せな未来を歩むノクトが見たかった。

なんで死んだ後にするの!?!?!?!?!?!?!?!?!?スタッフは人の心がないの!?!?!?!?!?!?!?!?!?

あ、でもこの酷い(褒めている)シーンを終えた後にタイトル画面が夜の闇から夜明けの空の光に変わったのはめちゃくちゃよかったです。ノクトがもたらした朝を象徴しているようで。私は世界に朝をもたらす男がすきなんですね、きっと。

FF15って、シナリオとかゲームとしての点数はアレですけど、演出の良さだけは手放しで褒めていいと思うんですよ。写真持っていくのとかめちゃくちゃ上手いじゃないですか。単なるお楽しみコンテンツとして終わらせてなくて有能です。私は褒めます。好きなので。でもChapter13は褒めません。クソなので。

さて、最初のほうに「寄せ書きペーパーが入っている」と言いましたね。それでは、これまでの展開を思い描きながら、もう一度この無意味に陽気でちょっと、いや結構、いやかなりテンションのおかしな紙を見てみましょう。

サイコパスかな???

スタッフ、マジで人の心がない。

以上です。

 

 

※人の心がない、を連呼しておりますが、もちろん褒め言葉として使っています。よくもまあこんな心にくる展開をニコニコ顔で提供してきたな!!!!という気持ちを端的に表した言葉が「人の心がない」です。よろしくお願いします。