AKIRAを見ました。
鉄雄がベジータのモデルらしいと聞いて。
こんばんは。雑魚です。AKIRAを見ました。ベジータが知りたくて。そのためだけにAKIRAを見ました。全く何も知らないまま。
知っていたこと
- 主人公はアキラではない
- 金田が主人公
- バイク乗ってる
- 東京オリンピック開催まであと147日
- 中止だ中止
- 鬼舞辻無惨が本作に出てくる何かっぽくなっていた(友人談)
- ベジータのモデルになったのは鉄雄らしい
おしまい
誇張でもなんでもなく何も知らなかった。わはは。
ちなみにモデルの件に関しては一次ソースが不明のため与太話として聞いていたのですが、ふと気になって鉄雄を検索したらわりと納得のいくベジータだったので見ました。わりと納得のいくベジータだったので。顔とか。
勘のいい人はつまり記事タイトルをその1としてあらかじめナンバリングをしてるってことはこいつターミネーター2を見るつもりだな?とお思いのことと思います。
正解です。
※トランクスくんのモデルはターミネーター2のジョンコナーと言われている。こちらも一次ソースは不明。
というかむしろ親子でひでえ差だなとか言われてて、ちょっと気になってしまいこんなことを始めた次第です。
というわけで感想です。
思ってたよりわりとベジータだったし、思ってたよりわりと思うところがありました。
金田に対する劣等感とか劣等感とか劣等感とかが。これはご存知ない方向けの説明ですが、私はかつて光属性の親友が自分より前に進むことに嫉妬して闇堕ちした男にでけえお気持ちを抱いたことがあります。ドラクエ11です。あと、南風涼と露崎まひるの関係性で一回ダメになったことがあります。レヴュースタァライトです。
ベジータと悟空も完全にこの系譜なんですが、何故か彼らはさほど何も感じなくて、というのもたぶんこいつらには最初から対等だった時期一回もないからだと思います。最初の一戦はベジータが圧倒的に上だったし、以降はずっと悟空が上なので。対等だったからこそ先に行かれる辛さぁ生じるとか、悔しさを感じるというよりは、ベジータが一方的にライバル視してプライド傷つけられてふぎゃふぎゃ怒ってる側面の強い関係なので。たぶん孫悟空さんはベジータのこと対等だと思ったことないと思う。え、超ってなんですか知らないです。私は原作厨なのでよくわかんないです。ナメック星人に謝りたがるベジータとか知らねえ。
というわけで金田と鉄雄の話に戻るんですが、彼らの場合は、特に鉄雄の場合、ずっと金田と一緒にいたからこそ苦しかったんですよね、わかる。パワフルでちょっとかっこよくてギラギラした、あんなにも存在感のある男がいつでも隣にいたら、そりゃあ苦しい。
たぶんね、鉄雄も普通に金田のこと友人だと思ってたし友情だってずっと感じてたと思います。じゃないとうなされて名前を呼ばないので。親友だと疑いようもなく思ってたはずなんすよ。ただ、たださあ……、鉄雄はドジですぐ泣かされてヘマするような情けない自分がわりと解釈違いなわけですよ。悔しいよねそりゃ。
作中で語られているところを見るにどうやら能力は自分で選択できるみたいですが(予知能力持ちの子とかもいたしな)、だからこそそこで力を得る選択をしたんだろうな、鉄雄は。金田と対等になりたくて。
とまあおそらくの発端はそうなんでしょうけど、力を持った途端にお前より上回ってやったぞって誇示するので……、なんていうか宿業ですよね。自力以外の方法で相手を上回った者の。そうしてアピールして自分を正当化しないと保てないんですよねいろんなことを。そうだよね、知ってる。そういうのあるよね知ってる。わかる。私詳しい。
マジで行く先々のジャンルにそういう関係性埋まってるから。
という辺りで主目的のお話はおしまいにして、もーちょいまともに作品の話をしようと思ったんですが……。
作画エグくない?
もうこの一言に尽きる。どうしてこうなった。マジでどうしてこんなことに。すごい。わけがわからない。なんか口とかめちゃくちゃいっぱい動いてた気がする。やば……。
終盤の鉄雄大暴れシーンもなんか友人がトラウマになってたのもわかるくらい滑らかな動きで気色悪い何かを見せられていてほぇ……って感じでした。急に解像度ガビガビの感想言うじゃん。
ダメでした、感想がガビガビなのでやめます。
正直息子のほうはソースなくても確定で「元ネタ」と言い切りたくなる感じなんですが、ベジータはどちらかといえば島鉄雄という男にインスパイアされて生まれたキャラクターという感じですね。確かに影響は受けてそうなんですが、シンプルなオマージュというよりは鳥山明という人が鉄雄というキャラクターを再構築して動かすとこうなる、みたいな存在に見えました。ベジータの話しかしてねえな。
あ、そういえば
さんを付けろよデコ助野郎!!!!
の元ネタがAKIRAだと知れてよかったです。ミームの元ネタを知る喜びってあるよな。
最後に。
冒頭でレヴュースタァライトのまひるちゃんを引き合いに出しましたが、奇しくもまひるちゃんの声優を務める岩田陽葵さんの叔父が、金田役の岩田光央氏なのでちょっと面白いですね。二人とも劣等感を抱かれる側のキャラ演じてて。
以上です。