こんにちは、こちらのブログではすっかり愉快な体験と重たい感情を吐き出す生産性のないウサギになっています、ぱふぇです。
さて、今回何を記事にするかといいますと、人生で初めてクラウドファンディングにお金を入れたお話と、その返礼品に興奮するあまり感染性胃腸炎が悪化しそうになっているというお話をしていきたいと思います。久々のブログ更新がこれかよ。
いや、このクラウドファンディング、これすごいんですよ。
3万円で自分の考えたセリフ読んでもらえて名前呼ばれる。
細けえことは調べて欲しいんですけど、
- 3000円コース:完成版ドラマ音源をちょっとお安く買える
- 1万円コース:自分で考えたセリフ読んでもらえる。ただし名前の呼びかけはなし
- 3万円コース(1):名前を呼ばれる、セリフはライター作成
- 3万円コース(2):自作セリフを名前呼びで読まれる
- 5万円コース:すごい
の計5つのコースがあります。今回私が買ったのは4つ目のやつです。自分の名前も呼ばれてオリジナルセリフが作れる欲張りセット。同じ名前を呼ばれるなら好きなセリフにしたほうがお得じゃん!!!!という文字書き根性が爆発した結果こちらを選びました。
この選択が後々大変なことになるとも知らずに。
ところで私は別に彼のオタクじゃないんですよ(※なおフォロワーからは満場一致で「お前どこからどう見ても推してるよ」と言われる。なんで?)
だからなんでこんな記事を書いているのか自分が一番よくわかってない。なんでこうなった。
人生が辛くなるとああいう言葉がぽんっぽん出てくる言動が強い人に吸い寄せられがちでつい。ほら、なんていうか……、言いたいことわかってくれると思うんですけど……、ほら……、一個前の記事とかマジで宗教だったし……
あと4人キャラクターがいて、それぞれにプロフィールがあるんですけどね。ギャンブラーがいてね、彼のチャームポイントが生殺与奪権を握っているだったのでつい3万入れてました。わけわかんなくないですか?チャームポイントが生殺与奪権を握っているってなに?私の知ってるチャームポイントと違う。意味わかんないけどすごいパワー感じる。
ところで今この文言を書きながら自分でこいつめちゃくちゃ詐欺師かカルト宗教に騙されそうだなと思いました。なんかよくわからないパワーを感じて3万飛ばしてますからね。老後は特に気をつけたいと思います。
さて、ノリと勢いで3万円を吹っ飛ばした私、次に待ち構えていたのが地獄のセリフ作成でした。
恥ずかしい
恥ずかしいんですね。恥ずかしいんですよ。至極当たり前のことを大文字で書くな。だって自分の欲望丸出しな文面作るだけで死ぬのに、更に自分のほんとのお名前呼ばれるんですよ?気が狂いません?私は気が狂って締め切り日の深夜3時に送信しました。深夜テンションじゃないと乗り切れないこともあるんだよ。
ちなみに私の実名ですが、苗字は「一回も会ったことない」と言われがちなので、呼ばれる機会は全くありません。名前は結構見かけますし、わりと普通のはずなのに、何故か二次元では全くお目にかからない名前です。同名のキャラが知ってる限りでドラクエシリーズにしかいない。まさかの超有名RPG作品。なんで?
そういうわけなので男性声優が自分の実名呼んだラッキーみたいな経験一回しかありません。そうですね、ドラクエです。
もうお分かりですね。
耐性が全くない。
はい。そんな私が聞いた瞬間どうなったのか。
こうなりました。
前方後円墳です。
皆さんご存知の通り、古墳とはすなわち古代豪族の墓。そういうことです。一人で「やばいどーしよ、死んだから墓入りたいのに前方後円墳とピラミッド、どっちもいいから決めらんない😭」とか言ってました。前方後円墳になりました。こっちの方が森になってるし自然でよくないですか。あと形が可愛い、鍵穴みたいで。
いやもうね、こんなこと言ってますけど会社のトイレで軽率に聞こうとしてあわや社会的死を迎えるところでした。一息で死にました。びっくりした。セリフの最初の一言だけで「あ゛!?」ってなる。名前呼ばれた瞬間のどうしようもないソワソワ感に怯えて体が不自然に跳ねたし、なんか変なところの筋肉がかなり引きつった。多分大臀筋の近くのスジ的なやつ。
ここでざっくりと一つ一つのセリフについて解説させていただきたいと思います。この世で一つしかない音源の解説したところで私にしかわからねえんですけど。まあほら、そこはほら、浮ついてるだけだから許してほしい。
ちなみに私は400文字以内のリクエスト、文字数さえ守っていればセリフは分割オーケーもいうルールのもと、100字×4つのセリフを作りました。恥ずかしすぎて誰にも言わず見せず墓まで持っていくレベルなので、内容についてはふんわりしか触れません。無理です。
まず一つめ。無難にお疲れ様的なシチュエーションでした。これに関しては名前呼びにくすぐったさを感じる以外は特段危ない要素(危ない要素?)もなく、内容もオーソドックなので安心して聞けます。突然のダミヘで人権失いますけど。なんでそういうことするの、ねえ、なんで、やめて死ぬからやめて。
そして二つめ。こちらもシンプルに朝のシチュエーション。当たり障りがなさすぎて内容について言及するところ全くないです。ただこの演技、演技がすごい。この企画正直はちゃめちゃに博打じゃないですか。自分がセリフ作れるとはいえ、キャストの収録に立ち会うわけではないので、自分がセリフに含めたニュアンス通りの演技になるのか全く読めないわけです。実は私、聞くまでここが死ぬほど不安でした。だって3万円払って解釈違いとか悲しいじゃないですか。
杞憂でしたけどね。
杞憂どころかこれぞまさしく私の望んでいたもの!みたいなものを与えられて意味がわからなかったです。むしろ想像以上だった。あっそこで声のトーン下げて囁いてくる?みたいな。あっやめて朝起きるどころかこのまま永眠する、みたいな。こっわ。
一つ飛ばして四つ目。これはひたすらよしよしされたくて作ったやつだったんですけど、喋り方があまりにも優しくて普通にこういう演技をもっと聞いてみたいなと思いました。恐ろしいものを垣間見たような気持ち。このひたすら優しくて優しい喋り方でよしよしされたら人類みんなバブみを感じてオギャらない?大丈夫?みたいな仕上がりでした。ほんとむり。
そして問題の三つ目。これ何が問題って、他のは全て無難なシチュエーションだったんですけど、これだけ欲望丸出しだったので、最初からずっと確定的黒歴史扱いでした。約束されし黒歴史。まあ結果的にこのセリフが一番ヤバかったんですけどね。ちょっとふざけたように、少しだけ笑いながらいたずらっぽく語りかけてくるのがめちゃくちゃずるいしめちゃくちゃずるいのでダメでした。もうちょっとふざけてていたずら感満載で来ると思ってたのに、普通にしっとり、でもいたずらっぽさを残しつつ来られたのでね、うん。びっくりするほど私さん特効。前方後円墳にもなるよね、みたいな。マヂ古墳っていう。
さて、ここまで比較的冷静にお送りしてきましたが、ここで実際に音源を聞いたときの生々しいリアクションをお送りしたいと思います。
最序盤でもう照れて聞けないんだけど大丈夫?私あのとんでもないやつ聞いて大丈夫?内容もう忘れた、ごめん覚えてる、ヤバすぎて唯一フレーズほぼ丸ごと全て覚えてるダメ助けて
自分の書いたセリフを発せられてビビるオタクの図。ライターってこんなとんでもない体験を仕事にしてんの?すごくない?残機いくつあっても足りなくない?
この音源はなぜ好みの声で名前を呼ぶの
3万円がなぜこんな激ヤバコンテンツになったの
おしーえてーおじいーさん
おしーえてーおじいーさん
おしえてーーーー
アルプスに逃げるな。
え、すごくない?私の書いたセリフ読んでる、読んでるすごい!(極めてプリミティブな感動と襲いくる罪悪感)(収録台本を渡された時の感情を考察するのやめたい)(たすけて)
収録台本を渡された時の演者の気持ちを考えることは声豚7つの大罪のうちの一つとして数えられている禁忌なのでやめましょうね。私はもう手遅れです。情緒反復横跳び。
はい。見ての通りです。これでもマシなものを選んできたんですよ、ええ。
いやほんと、とりあえず楽しそうに見えると思うんですけど実際はちゃめちゃに楽しかったので、皆さんもこういう機会があったら軽率に諭吉を吹っ飛ばすのもいいと思います。会社サイドに突っ込みたい部分はいくつかありますけど、それをこの場で言うのもヤボかなと思うので、とりあえずお問い合わせ的なところにご意見はぶん投げておきます。
いや、だって好きな声優が自分のためだけに完全オリジナルのセリフを読んで名前を呼んでくれる贅沢を3万円で出来るならめちゃくちゃ安くない……?
とりあえずもう一回聞いてこようかなと思う次第です。
以上です。