一泊二日限界オタク旅行

タイトルの通り一泊二日限界オタク旅行をしに来たのでブログ記事を書きます。初手から宣言をするな。

初日はキャラクターカクテルを作ってもらいにお店へやってきたので、まずそのレポから書いていきたいと思います。

場所は西荻窪の「Bar KIRIN」さん。ちなみに私は3度目の来店です。

 

このお店、何がすごいってキャラカクテルがすごいんです。キャラカクテル作りに行ったと宣言した直後に言うことじゃない。ばか。当たり前の発言をしました、そうですね、当たり前です。

※酒が入っているのでテンションがクソ

どうすごいか、まずはこちらをご覧ください。

 

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ドラクエ11カミュのイメージカクテルです。ここ最近のブログの更新内容からお察しいただけたかもしれませんがまあ、カミュ飲んじゃうよね。好き、カミュ好き。

これがね、すごいんですよ。

 

厚みはあるが背の低いグラス→カミュのワイルドだけどちょっと低めな身長(可愛いね)を表現、またグラスの下の部分が緑色になっているので普段の衣装をイメージ。

上の部分はバニラフレーバーのウォッカ。バニラという印象に残る香りが、最初からずっと共に過ごしてきた相棒感を表現。

バニラのフレーバーはあるもののウォッカ自体は無味で、イレブンを優先して自分は捕まっちゃうような自己犠牲的なところも表現。ちなみにウォッカの名前はアブソリュートバニラ。絶対の意味を持つ言葉からは時渡りによる永遠の別れも表現。(※時渡り前のカミュとの最後のやりとりが好きすぎたのでカクテルの時間軸の業が深くなった)

下は甘いオレンジリキュール。お兄ちゃん的な面倒見のいい優しいところを表現。ただ、飲みやすい反面度数は高いので酒の味がし、そのアルコールの刺激で、カミュ自身のちょっと素直じゃなくて照れ隠しもしちゃうような部分を表現。

味の感想としては「まさにカミュ」といった気持ち。確かにしっかりとバニラが香る。なのに味はない。アルコールの味がするだけで、バニラのような甘い味はどこにもない。混ぜると味が急に変わる。ほんのりと酸味のある甘いオレンジの味。その奥にほんの少しアルコールの味。鼻を抜けていく爽やかな柑橘系の香りとそれに混じる甘い甘いバニラの匂い。カミュ。勇者全肯定してくれる割に自分宛のラブレターに対しては「呑気なもんだ」とか言い出す妙にシニカルなところも持ち合わせているカミュだ。私の想像するカミュ。すごい、これはカミュ

これはすごくカミュ

 

ほぼツイッターのコピペなんですけど、ご覧の通りです。すごくない?すごいんだよ。

このように自分の解釈をそのままカクテルにしてくれるというとんでもなくやばいお店なんです。やばい。来るの3回目なのにやっぱりやばい。

私はグラスから興奮してしまい本当にダメでした。だってグラスが!!!!カミュじゃん!!!!カミュの概念!!!!すごい!!!!!!!!そのグラスに注がれたのがカミュの内面!!!!!!!!ほんとヤバいんですけど!?!?!?ア!?!?!?!?!?!?

なおこのあと、ツイッターの皆様による熱い要望にお応えし、クラウドファンディングで3万ぶっ飛ばした某男性声優のイメージカクテルも作ってもらいました。ちなみに彼もドラクエに出演しています。マイクマンヨシキ役です。察してください。なお私は彼のことを推してはいません、本当です、信じてください。

 

ちなみに翌日の行程は推し色インク作り、ルイーダの酒場ドリンクファイトでした。

どうしよう。私の解釈のカミュと公式解釈のカミュが飲める。どうしよう……カミュ色のインクも作ろうかな……、いやまあインクはデルカダールのあいつらの概念を混ぜ合わせて業が深いインク作るから、ね?

などと言いながら1日目を終えたわけです。初っ端から濃いよ、濃すぎるよ。

 

 

さて2日目、私は蔵前にいました。オリジナルインクを作るためです。

今回行ったのは「inkstand」さん。オリジナルインクを作るのは完全予約制で、私は一発目の11時からの回に参加しました。

蔵前全く行ったことなかったので普通に静かな街だなあと思いながらぷらぷらしていました。あと移動が都営大江戸線だったので、大江戸線を憎みながら移動しました。大江戸線ってさ……、ホームから地上までが激烈遠いじゃん……、深いから……。ちなみに好きな地下鉄は東京メトロ有楽町線です。

また、道中何故か2回ほど道を聞かれました。地元で道案内を頼まれたのは交番ないし警察署はどこかにないか、と聞かれた一度きりなんですが、遠征すると何故かよく道を聞かれます。何故?

さて、話を戻します。お店の内装は無印良品が作った理科室という感じでした。語彙力がないので、無駄なものを削ぎ落としたシンプルな内装のことを無印良品と呼んでしまう病気にかかっています。治し方を教えてほしい。

そしてインク作りの作業スペースはこんな感じ。ここにずらっと並べられたインクを混ぜ合わせ、自分の好きな配合で色を使っていきます。

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小さなカップにインクを垂らし、ガラス棒で混ぜ合わせたらガラスペンで線を書いて色味を見ていきます。ガラスだらけ!

ちなみに私は左利きなのでまあ横書きで酷いことになるよね。インク乾いてないのに気づかず数カ所アレな感じになりました。あとガラスペン使うの人生で初めてだったので、全然綺麗に線引けなくてしばらく格闘しました。筆記具は難しい。

そんな私が今回作りたかったのは「デルカダールの双頭の鷲イメージのインク」でした。さっきも書きましたけど。あと綺麗なスカイブルー系の色ができたらカミュイメージでそっち採用してもいいかなあ〜〜とか思ってたんですけど、どう頑張っても書き終わりの薄い色がペパーミントグリーン、みたいなエメラルドっぽい色しかできませんでした。どちらかというとセーニャのイメージですね。

というわけで、何はともあれまず二人の持つ色を混ぜ合わせる方向で色を考えていきました。

 

  1. 髪色:紫と黄色、どう考えても綺麗な色にならない。却下。
  2. 瞳の色:緑と黄緑。ないし魔軍司令の時で考えて緑と赤。前者、どう見てもセーニャだったため不採用。後者、みんな大嫌いなあの虫色になる。却下。
  3. 鎧の色:白がなく薄めた黒にしかならず不採用。
  4. 服の色:緑みの青二色使い市松模様に黄色を合わせる人と、赤黒道化師風コスチュームを披露する人のセンスを混ぜたら事故しか起きないでしょう?

 

詰んだ〜〜〜〜!!!!

 

詰みました。どう混ぜても綺麗な色にならねえし再現もできねえ。

というわけで、グレイグの髪色+魔軍司令ホメロスの瞳の色という折衷案で落ち着きました。赤紫系の色になって綺麗そうじゃん?

というわけで、あとは配分と色のチョイスを考えていくだけです。

まず、グレイグの髪色の紫を選びます。落ち着いた色にしたいのでFoggy violetにしてみましょう。次にホメロスの瞳の色。赤系インクのDarumaはやや朱色がかっておりイメージと少し違ったので、瓶に入った状態が赤っぽくて綺麗なピンクBlooming Pinkを選択しました。1:1で混色します。

グレイグっぽい紫ができました。

まさかの。まあ紫になるのはわかってたんですけどもうちょっと赤み出ると思ったら……。いやマジ?どうして?何故?

なにこのグレイグ確定ガチャ。

落ち着いて混色比率を変えます。1:2にしてみました。

グレイグになりました。

わあ。

この後、イメージと違う紫を作り出そうとか、方向性を変えカミュ色を目指すとかの取り組みを続けたものの、あまり納得のいくものが完成せず、またどう見てもグレイグな紫色が普通に綺麗だったので結局この色味でインクを使ってもらいました。

このどんなに混ぜてもグレイグの色が勝つという状況に、ホメロスの抱いてしまったどうしようもない劣等感や捻れてしまった関係性を重ねてしまい、それがめちゃくちゃ自分で刺さったので気に入ってしまったというのもあります。

だってホメロス自身の色の主張はなくても、あの赤っぽいピンク色を混ぜなければグレイグの色って完成しないんですよ。確かにその影に隠れていたかもしれないけれど、グレイグを成り立たせるためにはホメロスが必要不可欠ってことじゃないですか。グレイグという人間を完成させるためにはホメロスがいないとダメなんですよ。しかもFoggy Violet単体だと暗いトーンなのにBlooming Pinkを混ぜたら明るいトーンになるってもう完全に「お前は俺の光」ですよ。どうしようめちゃくちゃ業が深い。

ちなみに完成した配分の比率はグレイグの色もホメロスの色も1:1で作りました。だって1:1で混ぜた時と色に差がなかったとかさあ……君たちさあ……

 

というわけでグレイグっぽい双頭の鷲インクが完成しました。

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すごく……、紫です……

これをinkstandの姉妹店、カキモリで購入したローラーボールのコンバータに充填させます。教えてもらった通りに吸わせて文字を書きます。ワクワクしますね!

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書くとこんな感じです。字が下手くそ。

めちゃくちゃグレイグだよね〜〜〜〜!知ってた!!!

こう見るとすごいお洒落な色ですね、グレイグ。私服はダサいのに。色はオシャレなんですよね。私服はダサいですけど。

 

さて、あとは彼のドリンクを飲みにいくだけですね。心なしか色が似ていますね、ドリンクとインク。インクは飲まないように気をつけましょう。

 

というわけでインクを受け取ってから遅刻ギリギリで駆け込んだルイーダの酒場

入り口で序曲Ⅺが流れていて若干身の置き所のない気持ちになります。なにせ初めていく上にぼっちですからね。ずっと「ろ゛っ゛ぽ゛ん゛ぎ゛い゛や゛ぁ゛や゛だ゛あ゛」と叫んでました。六本木こわい。しかしお店に入ってしまうとその辺もうどうでもよくなりますね。

冒険者さん12番フィールドにどうぞ〜」って言われますからね。連れがいるとパーティー呼びになってました。ちょいちょいこういう感じでふふってさせてくるのでなんかもうぼっちとかどうでもよくなってきちゃう。六本木すこ。

 

いかん、店の雰囲気に飲まれるな、落ち着いてどのモンスターを倒すか見極めなければ。

なるほど、タブレット型のふしぎな石版でメニューの確認と注文をするのか。

ドリンクは……、イレブンにカミュ、ベロニカ、セーニャ……。見れば見るほど全て飲みたくなる。

フードは、なるほど。何を見ても可愛い。

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というわけで一人孤独のグルメのゴローちゃんを脳内に飼いつつ注文したのがこちらのスライムカスタードまん、スライム肉まんです。

店員さんが運んでくれる時に「スライムたちが起き上がり仲間になりたそうにこちらをみています」って言われました。

えっ仲間にするゥ!!!!!!!!!!!!!!!!

美味しかったです。カスタードまんは想像通り安定のお味、肉まんは濃いめの餡が入っていて、そこらのコンビニのものより美味しかったです。あとスライムなので食べるのに割ると罪悪感がすごかった。

 

そしてこちら。

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カミュです!!!!

持ってきてくれる時に「イケメンお持ちしました」って言われて笑いました。イケメンだもんな、わかるよ。ちゃんとライム絞ろうとしたんですけど絞りにくくて笑いました。

公式のカミュは柑橘類のパンチが強く、特にグレープフルーツの味が強く出ている感じです。公式くんの見解を飲んだことで、私のカミュのイメージが完全に勇者を全肯定して甘やかしてくれる相棒で固着してたんだなと実感しました。だってカクテル甘かったんだもの……

 

 

続いてこちら。

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でしょうね。

もはや載せるかどうかも悩んだ。お察し案件。

店員のお姉さんがホメロスを左側に置こうとしてちょっと考えてから右手に持っていたグレイグを左側に置いたので、あぁ……と思いました。だよね。まあ私はどっちでも好きです。というかこの二人は究極突き詰めたらそういう関係ではないと思う日もある。

肝心のお味なんですけど、めちゃくちゃ混ぜにくかったのもあって、ホメロスの一口目、味がしませんでした。笑ってくれ。

ツイッターでの第一声がホメ味しない……だったし。そのあとトニックウォーターの苦味に襲われ、しばらくずっと苦かったので性格悪くてめちゃくちゃ笑いました。これはホメロス、デレない。最終的にはカルピスの味に落ち着きました。お手軽に再現できるぞこの将軍。

 

そしてグレイグ。

お     い     し     い     !

ぶっちぎりで美味しかった。カシス系の味なのでハズレがない。居酒屋行くと必ず一回はカシスソーダとかカシオレ飲むマンなので完全に好きな味でした。おいしい……、ホメの後に飲んだのもあったんですけど、本当に性格出てて笑いました。ホメの味は1000000%好き嫌い分かれますけどグレイグのほうは万人ウケする感じで。もうやだそういうところやぞ。

 

ルイーダの酒場、大変楽しかったです。神のサイン色紙あるし。堀井雄二の手がけた男に人生狂わされたから……。

でも次は遊び人をパーティーに入れてくれる優しい勇者と一緒に来たいです。私の周辺にはドラクエやってる人引くほどいませんけど。いませんね……、なんでかな……

 

 

というわけであまりにも気が狂った旅行でした。4キロのリュックを背負って六本木を疾走していたのでふくらはぎがパンパンです。だって飛行機に間に合うように電車乗るためには軽く走らないと間に合わなかったから……。

それにしてもとても楽しかったです。インクはまた作りたいし、食レポ上手くなりたいし。

ちなみに今度はオリジナルノートを作ってみたいなと思っています。隣県の福岡(※現在の居住地は大分)でもノートを作れるそうなので、研修を終えてシャバに出たしらたま辺りを誘って行ってみたいと思います。

 

しかし自分で作っておいてなんだけどこのインク最高に業が深いし最高にいい色だな。

 

以上です。