南国どうぶつウサギちゃん-お前らみんなひどすぎる編-

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届いたので読みました!!!!!!!!!!!!

壮大な兄弟喧嘩だなあと思いました!!!!!!!!

以上です。嘘です。ちゃんと感想書きます。

 

というわけで前回の記事で予告していた通り原作を買ったので読みました。7冊しかないからあっさり読めるぜ!と思ったのに普通に完走するまでに半日かかったのでどういうことだってばよ。

なお、私のように42話もアニメあんのに全然話が終わらねーじゃねーか!と思ったみなさんに朗報ですが、アニメは4巻半ばの内容で終わるのでそこから追いかければどういう話かがわかります。それ以前の内容は全てアニメ化されていますが、3巻の最後に収録された話のみアニメ化されていない上にくり子ちゃん再登場するし微妙にマジック総帥とサービスおじさんが出てくるので良い子は1巻から読みましょう。私のようにとち狂って紙の本買わんでも電子書籍あるから。普通にKindleとかでも読めるから。

逆にアニメ見た方がいい?というご意見に対しては、シンタローが島を去るまでの内容は1話を除き全てアニメ化されてるし、たまにある変なアニオリが好きなら見たらいいよという答えになります。ちなみに私のおすすめアニオリは、選挙に出馬してシンタローはん♡とわざわざハートマークまでつけて立候補もしていないシンタローに投票し自身は一票も得られないアラシヤマのいる41話です。あとねっとりした速水奨のシンちゃん……♡が聞きたい方はアニメおすすめです。見よう。まあアニメはセリフもほぼ原作通りで、尺のために時々シンちゃんの成長を記録した大量のビデオテープを持参しているマジック(なおたくさんダビング済み)などの存在しないシーンが足されてるだけだったので作り自体は忠実ですし。アニオリやらんでいいから最後までやれと言いたいけど。

そういえば室戸市名物シットロト踊りは差し替えられてましたけどなんかまずかったんですかね。作者の故郷長崎名物洪水波浪注意報はセーフだったのに。

 

 

さて、どうでもいい話はここまでにして感想いきたいと思います。

シンタローはそもそもマジック総帥の息子ではなくルーザーの息子……、の肉体に入れられた赤の秘石の番人(ジャン)の精神を安全な場所に避難させたことで生まれた存在……、と見せかけて赤の秘石の番人(ジャン)に似せて作られた青の秘石の番人(アス)の影でした

といわれたあたりで一回脳が思考を停止しました。お陰で読破に半日かかりました。シンタローの人生はもうめちゃくちゃ。

さらに言うとこの後ジャンはハーレムの部下の体に入り、アスはアスでルーザーの肉体を使い始め、シンタローはジャンの肉体で動き回り、こんなことになるまで使っていたシンタローの肉体は本来のルーザーの息子であるキンタローが使っている、というこれはのみのぴこ(※絵本)か何かのような状態になりウサギの脳がパンクしました。これはのみのぴこの住んでいるごえもんのしっぽ踏んづけたあきらくんの漫画読んでるお母さんがお団子を買うお団子屋さんと……

わけわかんなくなってきたんですけど、まあ要するにサービスおじさんはシンタローにおそらくとんでもなくクソでけえ感情を向けていたってことですね。何故なら大好きなルーザー兄さんの息子でしかもその見た目は片目を抉るほどの思いを抱いていた親友のジャンにそっくりだったので。お前ほんとどんな情緒でこんなことしたんだよめちゃくちゃ顔がいいサービスおじさん42歳……。おかしいと思わんかったんかお前の好きなルーザー兄さんの息子の顔がお前の好きなジャンそっくりって……。何かを疑わなかったんか……。

 

ところでパプワの珍奇なキャラソン、嵐の四兄弟を履修していたため

息子を監禁

小鳥をキュッ

給料カット

幼児を入れ替え

という何気に兄弟の年齢順に並べられたネタバレスレスレの歌詞の意味をようやく理解したのですが、一番意味わかんなかった小鳥をキュッが最悪すぎて笑いました。比喩かと思ったら文字通りでした。

そんな文字通りの意味で人の心のないルーザー、ジャンの正体に気付いて始末したことが原因で愛する弟のサービスが右目を抉った事実に錯乱して初めて人の心を理解するのがめちゃくちゃ好きだったので困っちゃいましたね。

さらに言うと、自分は恐ろしい人だと思っているけれど弟はそうは思っていなくて純粋に慕っているからどうか事実を教えないでとルーザーに泣いて縋ったハーレムもめちゃくちゃよかったです。

そしてルーザーが自分が弟の大切なものと右目を奪ったから……と苦しむ姿も、その罪の意識から逃れたくて最前線へ行くことを志願した事実も知っていたのはマジックだけなのも良かったです。そのマジックもジャンが死んだ現場にいて、犯人がルーザーであることを知りつつも弟たちが憎み合わないようルーザーに口止めし、なにも知らずに右目を抉り死にたがっていたサービスにお前は生きろと抱きしめてるのがもう……。

お前らみんなひどすぎる。ほんとにそう。みんな兄弟のこと大好きなのに。何故わかりあえぬ。ほんとうにそう。ほんとうにそう!

マジックが弟たち全員の痛みと苦悩を知っていてそれらを全て受け止める長男で、逆に四男のサービスは皆に守られ痛みのないように愛された末っ子の構図がめちゃくちゃキました。サービスのためにもルーザーのしたこと全てを隠し通そうとしたが故にマジックやハーレムが冷たく見えたのも、マジックの息子をルーザーの息子と取り替えるなんて復讐に至ったのもなにも知らなかったからこその挙動なんだよな。みんな弟が可愛くて弟が大事だからこそ傷つかないでほしくて真実を隠した結果がこれだよ。何故、何故、何故何故……、わかりあえぬ……。

それにしても、息子を監禁はコタローくんの力の暴走を不安視したという理由があるのでまあ間違った行動ではあるもののそれをするに至った気持ちはわからなくはないし、というかむしろシンちゃんパパだよ♡目的の監禁じゃなかったことに安心したし、小鳥をキュッも善悪わかんなかったからまあ……、まあうん、仕方ないし、給料カットなんてぶっちぎりまともな中で、復讐心で幼児を取り替えてるというのが末っ子のワガママ感あっていいですね。一人だけ理由が重たい。

この中で誰が好きかって言われたらまあみんな好きなんですが、長男として弟たちの罪と痛みを背負い、一族の使命を背負い、総帥としての責任を抱えて立っていたマジックは結構辛い立場だよなあと思ったし、その立ち位置はとても好きです。そんなマジックを案じて悪役は自分の方が向いてるから引退しろというハーレムの優しさも好き。ハーレムこの兄弟の中だと一番はっきりわかりやすく優しいからすき。初めて人の心を知って揺さぶられるルーザーもすき。あとサービスおじさんは顔が好きです。おわり。

そういえばマジックが実の息子に欲情しているやべー父親ではなかったのでとってもよかったです。グンちゃんのことは性的な目で見てないからな。これからはマジックのことを息子に欲情しているやべー父親と呼ぶことにします。シンタローのこと息子だって言ったから。

 

というわけで壮大な兄弟喧嘩に脳みそ揺さぶられて他のことがなにも思い出せないのであとは適当にかわいいね〜という話をするんですけど、アラシヤマが昂ぶると発火する体質なのが愉快だなあと思いました。どうやっても物理的に抱かれないので。よかったね!

抱かれないアラシヤマが盛んな山奥の村に住みしウサギなので、アラシヤマに抱かれない要素があると皆の衆〜!!!!皆の衆〜!!!!村の高台に集合じゃあ〜!!!!という気持ちになるのでとてもよかったです。

他の抱かれないポイントとしては、アスに体乗っ取られかけたシンタローに、わてのところに戻ってきておくれやす♡したら瞬時にシンタロー引っ込んでアス出てきたところですね。最高。サービスおじさんが戻っておいでと言ったら即シンタローに戻るところまで含めて芸術点が高い。

あとシンタローに対して語尾に♡つけて喋るのがマジックとかアラシヤマとかのそういう意味で狙っていらっしゃる人たちなのが最高でした。抱かれないでくれ。

 

あとはトットリくんが健気で可愛くてよかったです。めっちゃ可愛い。マイベストフレンドのミヤギくん大好きなの可愛い。ガンマ団とはちあって大怪我してそれでも一緒に戦うって笑うの健気で可愛い。最後の戦い前にバイトしに行くのすき。あと基本的にあんまり害がないのにアラシヤマに対してだけはめちゃくちゃ辛辣なのもウケる。明確に好かんって言ってますからね。シンタローの気を引きたくて触手に絡みつかれたアラシヤマの首を無邪気に絞めますからね。マジで面白い。

そういえばミヤギくんが髪の毛切ったのが私は残念です。とても残念です。本当に残念ですどうして切ったんですか。なぜ。ロン毛は一人でも多い方がいいと思うんですが何故。どうして。何故なのか。

 

このまま延々と髪の毛の恨みつらみの話をしそうなので、最後にこの話をして終わろうと思います。

あの一族には金髪しか生まれないようだし、サービスおじさんが銀髪なのはもう諦めたからせめてプラチナブロンドとかになりませんか。

以上です。

 

引き続き続編であるPAPUWAの履修に入りたいと思います。原作は今日届きました。とりあえずまーた中途半端に終わると聞いたアニメから見ようと思うので、またアニメと原作それぞれの感想書いていこうかなと思います。

とりあえず、パプワはまともにアニメ化してくれ。