感情を持て余したのでブログを書きます。初手から宣言。お馴染みの表現。押韻するな。最初はツイッターでやろうかなと思ったんですけど、単純に文章が長くなりそうだったのでブログにした感じです。ブログは長文が書けて最高ですね。
今日も今日とてドラクエの話です。 興味ある人私の周りには全然いないけど、どこかにいる誰かに刺さればいいなという思いだけで発信してます。でもちょっと寂しい今日この頃。タイトルはフィーリングで付けました。モンスター名だしわかりやすいじゃないですか。次はオニオーンを調理したいと思います。
寂しいといえばスキャバトしに行ったら超6段に切り替わっててショック受けたよね。テリー引けなかったしピサロも引けなかった。ククールとグレイグはいるので2勝2敗です。
WARNING!
とこしえの神殿あたりの仲間会話の話なのでまあ当然のことながらすげえネタバレです。よろしくね。
時渡り関係のキャラ会話めちゃくちゃしんどい
そんなの知ってるってプレイ済みの人間全員から言われそうですけど実際しんどいから仕方ないだろ助けてくれ。
というわけで延々と語ります。
①カミュ
めちゃめちゃ背中を押してくれる。
カミュ、みんなが寂しさを滲ませる中で一人だけすっげー背中を押してくれるから心強い。お前の決めたことに俺は文句はないぜスタイル。さすが相棒だと思う。こういうところかっこいいし熱いんだよな。カミュって。そこら辺ちょっとポップに似ている気もする。そういえば作中で唯一自分だけ一般人ってことを意識してた発言してたなカミュ。マジかよ。
いや、でさあ!!!!!!!!そんなカミュがさあ!!!!!!!
これ!!!!!!!!!!!
ほんとはカミュだって寂しいに決まってるのに、相棒のために誰よりも率先してその背中を押してやろうとするの愛情深すぎて泣かない?泣くんだけど。ほんとになに?この子なに?ここまで言っておいて続く言葉が「さっさと行っちまえ」なのなに?ほんとになに?自分がイレブンの決意を揺るがせちゃいけない、足を止めさせてはいけないっていう気持ちが見えるんですが?ア?なに?なんでこんなに最高なの?
とにかくカミュはお前の意思を尊重するっていうスタンスだから、こっちから行かないって意思表明してこない限り引き止めようとしないんですよね、寂しいくせに。だから決意を伝える前の「それでも行くっていうのかよ」の時に「いいえ」を選ぶととても面白い。すごい食いついてくる。めっちゃ面白い。でもあの時の反応こそがカミュのまぎれもない本心だと思うんですよ。本当は行かないよ、ここにいるよって言って欲しかったんだよ、別れたくないもの。だけどそれを決めるのは他でもないイレブン自身で、だから自分が口を挟んで誘導することだけはしちゃいけないって戒めてたんだと思う。そんな時に「行かない」って言われたらそりゃあ内心ホッとしてるに決まってるんだ。その気持ちが変わらないうちに塔からさっさと離れてくれって感じなんだよなカミュはさ……。はーこの、この……、この……!!!!
全然関係ないけどVジャンのインタビュー記事で勇者の相棒は俺だぜ!感を出しまくってたカミュくん爆笑したけどこういうの見るとほんっっっっっっとに相棒として最高なんだよな……。
はーーーー結婚してくれ。イレブンと。
②マルティナ
マルティナはね、安心して、心配しないでって送り出す言葉がめちゃくちゃ具体性を持ってて、そこがかっこいい。
この時のイレブンってやっぱり村のことが心残りになると思うし、そこを見抜いてきちんとフォローするマルティナって聡明だよなあってなる。しかもイシの村に関しては自分が悪い要素どこにもないのに自分の身内がやったことだからってきちんと自分のこととして扱ってる辺り王女としての資質みたいなもの感じられてめちゃくちゃいい。
きちんと気持ちに寄り添いつつもちゃんと具体的な言葉で励ませてる。そこが好き。ただやっぱり別れたくない気持ちは当然あって、特にマルティナって失って失って失って、最後にようやく全てを取り戻したって感じの人生じゃないですか。だからこう……、思うところはやっぱりあって……。
この二度と失いたくないの重みが半端ないんだよなマルティナは……。そりゃあそうだ、ようやく手に入れられたものをみすみす手放すようなこと出来る人はそういない。無くしたもの全てを取り戻せるきっかけを作ってくれた、自分の人生で一番の後悔を消してくれた存在を失う決断って難しいと思うし。
っていうか普段強い人の見せる脆さはグッと来ませんか。来ませんか!?私はグッときます。マルティナの強くて愛情深いお姉さんなところと、時折見せる一人のごくありふれた女の子としての顔というギャップが好きです。世界が平和になってしたいことがスイーツ巡りなの可愛い……。父親似のスイーツ好き可愛い……。
③シルビア
シルビアちゃんはね、いつもどんな時でもすっごい優しい。そして他の人たちとちょっと違う視点を持ってて、そこがある種型破りなシルビアちゃんらしくて凄く素敵。前にも触れたことあるけど、裏切られたとはいえ一度は愛した男を失ったと知ればリーズレットが傷つくかもしれないって心配してあげてたところとか。
だからベロニカの墓前のこのセリフめちゃくちゃ好きなんですよ、もうね、めちゃくちゃ好き。
ベロニカともう一度会うために時を渡ろうというその時に、墓前で告げるべき言葉として「また会おう」って約束が一番似合うっていう感性がね、すき。他のメンバーと視点がほんとに違うの、ここ、ここですよここ。今から過去に戻って彼女を迎えに行くわけで、今から行くぜも間違ってないんですよ。過去に戻ればここに眠るベロニカとは会えなくなるからさよならだっていいはずなんですよ。だけどベロニカと約束することを選んでる。まさにオシャレでステキなんですよね。ただ、友達同士がする約束と同じ言葉を交わして、イレブンはもう一度会いに行くだけ。特別なことは何一つない、いつも通り会いに行ってあげてっていうニュアンスを感じる。
しかもイレブンにかけた言葉もやっぱり約束なんですよ。しかも過去の自分たちと今の自分たち以上に楽しい思い出を作ってっていう約束。世界が崩壊してベロニカを失った時のような、苦しくて悲しくてどうしようもない記憶がこれ以上増えませんようにという願いがこもった約束。マジでシルビアちゃん最高すぎない?
④ロウ
私はね、過去に戻って消えていく孫を追いかけるように崩れ落ちるロウで一番泣いてるんですよ。マルティナと同じで、ロウも失うことが多い人生を歩んできた人じゃないですか。自分の国も、娘も、孫もみんな失って。そんな中でも唯一孫だけは元気に生きていたのに、その彼を再び失うことになるって考えたらしんどいじゃないですか。
決意した直後のこの発言がもうね、ほんとにしんどいんですよ。できることはもう何もないっていう言葉が刺さる。手を貸してやりたいけど貸してやることができないのがたまらなくもどかしいはずだし、その気持ちがやっぱり滲み出てるんですよ。背中を押すと決めたけど、少しでもいいから自分に出来ることがあれば可能な限り手を貸してやりたいという気持ち、まさに親心というか……。可愛い孫を見送るおじいちゃんの感情がめちゃくちゃ伝わる。
そんなロウのこれ、このセリフ。これ。
絶対にまた会えるって信じてるんですよ。使命がある限りきっとまた運命が引き合わせてくれるだろうって。もうほんと……、そこまで言っててさ、だから安心して行ってくるといいって背中押しててもやっぱり最後の最後で耐えきれずに追いかけようとしてしまうのほんとに……、あーだめだ思い出して泣く、助けてくれ。
⑤セーニャ
それが恋愛感情かはさておき、セーニャってイレブンに憧れてたんだろうなあと思わせてくる部分がちょこちょこあるんですけど、これ絡みだと特にその気配が濃厚な気がするんですよ。だって今から過去に行くという人間に対して髪型の好みを聞くって。
しかも短いほうが好きならば過去の自分に髪を切らせていいよって言い切るんですよ。
髪は女の命なんてことを言いますし、実際長い髪の毛を切ることって割と覚悟というか、心構えが必要なことなんですよね。実際作中でもセーニャは姉の思いを意思を受け継いで、自分一人でも前に進んで行くという決意の意味を込めて髪を切っているわけで、それだけの意味を持つ行為を髪が短いほうが好きなら切ってもいい、なんて言って許可出しちゃうんですよ。
髪の短いセーニャはつまり、ホムラで出会ってからウルノーガを倒すまでの時間の象徴とも、苦しいこと悲しいことを全て乗り越えてきた証とも取れるわけで。その時間を恋しく思ったら、いつでもあなたのために髪を切るって、それはもうとてつもない質量の伴った感情としか呼べない……。
そんなセーニャのこのセリフ。
凄く本質を突いてると思うんですよね、これ。時渡りという行為が並行世界に行くことなのか、この世界の時間を巻き戻すことなのかはわからないけれど、どちらの場合でも過去に戻って全部をやり直せたからハッピーエンド、にはならないじゃないですか。
全てを巻き戻して出来事そのものの痕跡が消えてしまっても、その出来事の起こらなかった別の世界でハッピーエンドになったとしても、どちらにせよベロニカの死というショッキングな出来事が一度は起こって、それを体験したという事実は消えないし、消しちゃいけないことじゃないですか。ましてそれが二度起こされてしまっては元も子もないですし。ベロニカが生きている事実を噛み締めたら、確かに死のインパクトは薄れてしまうじゃないですか。その上、仲間の誰もあの出来事を知らないんですよ。
だからこそ忘れないでいて、と願うセーニャはやっぱり賢いと思うんです。とてつもない質量の感情とか言いましたけど、セーニャの髪の毛も一つの記憶なわけで、彼女は過去に戻って幸せになった時訪れる忘却や油断を恐れてるんだなあってことがわかるんですよ。痛みを忘れて過ちを繰り返すことの恐ろしさを知ってるんですよ。
ほんとにね、双賢と呼ばれただけのことはあると思うんです。ほんわかふわふわで寒くて人が凍りついたとかわけわからんこと言いますけどね、言うんですけど基本的には賢い子だと思うんですセーニャは!!!!
全員強火で文章書いてたら流石に疲れてきた。流石に疲れた。ので関係ないものを貼って関係ない話をします。
顔がいい男です。
顔がいい男ほんとに顔がいいな、ムカつく。ちなみに私は魔軍司令モードのほうが好みです。顔のいい悪人ヅラは善人ぶるよりフルパワーで悪人してるほうが断然輝くと思うので。
あと、あの無残な死に方はともかく何の事実も知らされないまま、友の裏切りと死だけを目の前で見せられ、何一つ受け止めきれずに窓辺に佇んでホメロスの名を呼んでいたグレイグ正直めちゃくちゃ好きなので困っちまうんだなあこれが。これが!
あのグレイグはちゃんと分かり合えた時の何倍もホメロスに縛られてそうじゃないですか。ことあるごとにどうして気づかなかったのかって後悔をし続けてそうだし、そうなるともうホメロスの勝ちって感じがしてくるんですよね。一生自分から目を背けられることはなく、しかも自分は死んでるので追いつかれる恐れもない。ほら、ホメロスの勝ち。
そろそろ本題に戻りますね。
⑥グレイグ
最後にして最も語りたかったグレイグです。
最後の砦に連れていけばこんなことを言い、
覚悟ができたら来てくださいと言われた後に外に出ればこんなことを言いだす。そんなグレイグの話をします。もうこの地点で完全に漏れ出てますけどこの男が一番過去に行くのを引き止めようとしてくるんですよね。
どんなに別れがたくてもまずはイレブン自身の決断を待つスタンスだったカミュとは真逆で、グレイグは最初からまだお前が必要だ、自分でもそう思うだろう?って問いかけてくるんですよ。めちゃくちゃ答えを誘導してくる。どうか思いとどまってくれって説得するスタンスなんですよ。旅をした時間はこの中で一番短いんですけど、誰よりもイレブンを失うことに怯えてるのがもうね、思うところしかない。しかも自分の無力さを嘆いてる。ロウもたしかに手助けしてやらないことを悔やんでましたけど、グレイグの場合ってほんとに自分はただ何もできず見ていなければいけないって部分に対して特に強く反応してるんですよね。
グレイグって祖国を魔物に滅ぼされてるじゃないですか。しかも、幼い頃には夜になると泣き出していたくらいそのことがトラウマになってしまっている。ただ、その時には彼の言う「光」が闇から引っ張り出してくれたわけですよ。でも、その「光」も自分を裏切っていたし、最終的には自分の手でとどめを刺してしまっているわけで。よくよく考えるとグレイグって、たくさんのものを二度と取り戻せない形で失っているんですよね。マルティナは失ったものは全て最後には取り戻せてるし、同じく国や娘を失ったロウも孫とだけは再会できた。セーニャだって、時間を戻しさえすれば姉と再び会うことができる。
だけどグレイグは取り戻せたものが何一つないんですよね。ベロニカが死ぬ前まで戻ったところでとっくに祖国は滅んでいるし、ホメロスも魔の道へ走ってしまった後。彼だけは何一つ取り戻せないことに変わりないんですよ。実際最後の砦で戦ってた頃の彼は何一つ大切なものを守れない己を責め苛んで、自分を傷つけるような戦い方をしていたわけで。
だからマルティナのように、あなたの失ったものは私たちが代わりに取り戻すと言えない。取り戻せた試しがないから。ロウのように、一度はお別れしたとしてもきっとまた会えると言うことができない。一度失えば二度と会えないのが彼の中での普通だから。
しかも、祖国にしてもホメロスのことにしても、自分にもっと力があれば変わっていたかもしれないっていう後悔を生むタイプの痛みなんですよね。今の将軍としての力があれば祖国や家族を救えたかもしれない。ホメロスの苦悩に気づいてやれれば止めることができたかもしれない。そんなifを多分誰より考えてる。だから大切なものを失う様子をただ見ていることしかできない自分に対してのもどかしさを口にしてるんですよね。
そんなグレイグのセリフが刺さらないわけないんですけど、その中でもぶっちぎりで刺さってるのがこれなんですよ。
私このセリフを初めて見た時、あまりにも愛おしくてかついじらしくてマジ泣きした。36歳のおっさんにいじらしいって言葉似合わなさすぎるけどこれ以上にふさわしい言葉が見つからなかった。助けてほしい。
でもね、実際他のみんなは例えバラバラになってもまたきっと仲間になれるよって言い切れる間柄なんですけど、この人だけはベロニカの死を回避した段階ではまだ敵なので、この不安は当然なんですよ。てかベロニカの死が回避できて、大樹崩落さえ防げればぶっちゃけグレイグをまた仲間にする必要ないんですし。マジでどこにもその必要がない。理由もない。そもそも、生きる意味を失っていたグレイグが自分の生に勇者の盾になるという意味を見出したり、騙されていたとはいえ大切なものを奪ったことを詫び和解して仲間になったあの展開全てなかったことになりますし。この人だけはイレブンが過去に戻ったら今の絆を作り上げた事実も、絆が生まれたきっかけも全て消えるという状況なわけ。
セーニャのセリフに「また私を見つけ出してくれますか?」ってあるじゃないですか。あれ狂おしいほど好きなんですけど、一方グレイグは再び仲間になることについて触れている割に再び仲間になることを諦めてるから苦しいんですよね。さらに言うと仲間として共に戦えなくても世界が平和になるならそれでいいとまで言ってるんですよ。
失ったものを再び手に入れた経験がないからこそ、また仲間になれる未来も描けないんですよ。
もう嫌だグレイグ絶対仲間にするから迎えに行くから……。
ちなみに唯一グレイグだけが、共に過ごした時間に感謝してくるのでもう本当に気が狂ってしまいダメです。
それにしても、一番付き合いの長いカミュは一回も過去に行くことを止めない立場だったのに対して、最も共に過ごした時間の短いグレイグが過去に行くことを誰よりも止めたがる立場っていう対比がめちゃくちゃによくできてますよね。まあ徹底的に私の勝手な印象と勝手な解釈を垂れてただけなんで、実際にそういう意図を持って作られてるのかどうかはわかりませんけどね。
わかんないけどあまりにもよくできてない?
よくできてない???
じっくり読み返すと細かいところの印象ガラリと変わる気がする。早く3DSも進めなきゃ……、まだイシの村から旅立ってもない……。
っていう話をツイッターでやりたかったんですけど、文字数的に50ツイート分くらいないと普通に書ききれなかったのでブログにしたためました。良くない?ほんと良くない?
お分かりかと思いますが私はグレイグのことが自分でも引くほど好きです。よろしくお願いします。
以上です。